教皇の替え玉を目撃:マリアの汚れなき御心修道女会のシスター、数分間のうちに、教皇パウロ六世とその替え玉の両方を目撃す
編者: 以下は、1989年10月にペンシルベニア州フィラデルフィア市在住のミセス Anne De Lacey が話したことをテープ録音し、後にそれを書き起こしたものである。この中で彼女は、マリアの汚れなき御心修道女会の修道女である彼女の姉妹がローマの教皇パウロ二世の替え玉について経験したことを説明している。
私の姉妹はマリアの汚れなき御心修道女会のシスターです。ここ十年の間、彼女は夏の間にストーン・ハーバーの黙想の家に配置されていましたが [1] 、この事には神の御手が働いていたような気がします [2] 。何故なら、彼女はベイサイドを信じていたからです。それ以前においては、彼女は夏の間、ニューヨークの小教区か或いはCCD [3] で教えるためにどこかに送られていたものでした。それらの場所では恐らく他の修道女に会うことはなかったでしょう。しかしそれ以降はストーン・ハーバーに居ることになったので、そこに休暇と黙想のために集まって来るほとんど二千名近くもの修道女達に会ったそうです。
それで、彼女はベイサイドのメッセージを彼女らの多くに伝えました。そしてかなり多くの人がそれを信じました。彼女はそれを女子修道院院長にさえ伝えました。そしてその修道院長は、車を運転して帰る時、それを読んでくれるようにと彼女に頼んだそうです。しかし彼女は、これは彼女が手紙でも言ってよこし、また地元の修道女にも話したことですが、その後ベイサイドには行けなくなったそうです。彼女は修道院長に訊きました、「あなたはご自身これらのメッセージを読むことをお望みになり、更にこれらを信じていらっしゃるのに、何故私をベイサイドに行かせないとおっしゃるのですか?」。修道院長は答えたそうです、「そうですね、つまり、私はブルックリンの司教様の頭越しにそのようなことはできないのですよ」。修道院長はメッセージを信じていました。しかし、司教様の御意向を無視できなかったのです。
とにかく話を元に戻しますと、彼女はそこで修道女の多くに「詐称者教皇」のことやその他の事を話したそうです。その時、彼女は小さな部屋に居ました。彼女は常に私からメッセージに関する情報を得ていて、信じる修道女達にそれを伝えていました。その時も彼女らにベイサイドについての何かを話していたのですが、しかしそこに、ベイサイドを信じないシスターがたまたま入って来たそうです。そのシスターはメッセージのことを聞いた時、「私はそんなことは信じませんわ!」と言った人です。彼女はその時、礼拝堂から持って来た私の姉妹の本か何かを手にしていました。彼女は、「はい、あなた、礼拝堂にこの本を忘れていましたわよ」と言い、そして「何を話していたの?」と訊きました。私の姉妹は答えました、「あなたが決して信じようとはなさらないことをですわ」(何故なら、このシスターはほかの事は何も信じない人だったからです)。シスターはまた訊きました、「ですから、何を?」。私の姉妹は答えました、「教皇様の替え玉がいるということをですわ」。そのシスターは言いました、「ああ、あなたはローマに二人の教皇様がいらっしゃるということを話していたのね?」。そしてこう言ったというのです、「ええ、それなら私も信じますわ」。
そう、ほかの事は何も信じようとしないそのシスターが、「私もそれは信じますわ」と言ったというのです。それで、そこに居たシスター達全てが彼女に訊きました、「あなたはそれを信じるのですか? では、何故ほかの事は信じないのですか? どうして、そのことだけは信じるのですか?」。彼女は答えました、「私は聖ジョン・ニューマン [4] の列聖式の時にローマに居たのですわ」。そして言いました、「御ミサが終わった時・・・それは本当のパウロ六世教皇様がお立てになったものでしたが、彼は年老いて、弱っておられました。御ミサが終わって、教皇様は階段を降り始めたんですの。二人の司祭が彼の両側について、彼を助けていました参照。そして彼らは、サンピエトロ広場の端まで歩いて行って、建物のドアの中に消えました」。このシスターは、彼らがそのドアから入って行くのを見たのです。そしてその時、彼女は、別の人々も教皇様がお入りになったのと同じドアから中に入って行くのを見ました。そこで彼女は、自分もそこに行ってみよう、と思いました。しかし彼女は、その人々が持っているようなVIPバッジを身に付けていなかったので、やって来た警備員に言われたそうです、「シスター、これは世界各地から来られた高官の方々のための歓迎会なのです。あなたはバッジを付けておられませんので、お引き取り願わなければなりません」。
そして丁度その時、彼女はその部屋に居る彼、すなわち教皇様を見ました。彼女はサンピエトロ広場に引き返しました。そこで彼女は、上を見上げました。何故なら、そこに居る全ての人々がバルコニーを見上げていたからです。彼女は見上げ、そしてそこにもう一人の教皇様がいらっしゃるのを見ました。彼は人々を祝福していました。
私の姉妹は言ったそうです、「どうして? あなたはご自分の目でそのようなことを見ていながら、どうしてベイサイドを信じられませんか?」。それで・・・そのシスターは照らされておらず、恵みを受けていなかったのでしょう・・・こう答えたそうです、「ああ、重要な人物というものには皆代役が付いているものですわ」。それが彼女の説明でした。彼女はそのようなことを目撃した後でさえ、メッセージを信じなかったのです。しかし、その部屋に居た修道女全員が、彼女が二人の教皇様を見た、と言うのを聞いたのでした。
管理人注
[1] 「マリアの汚れなき御心」という名と「ストーン・ハーバーに黙想の家」という二点から、その修道会は Sisters, Servants of the Immaculate Heart of Mary (I.H.M.) であると推察される。
[2] というのは、ストーン・ハーバー(ニュージャージ州)とベイサイド(ニューヨーク州)は比較的近いからだろう。
[3] Confraternity of Christian Doctrine: 要理を教える奉仕会のようなものらしい。参照
[4] St. John Nepomucene Neumann(あるいは Newman)というアメリカの司教だった人らしい。列聖式は1977年6月19日。Wikipedia-en
《ページ移動のためのリンクはにあります》
ページに直接に入った方はこちらをクリックして下さい→ フレームページのトップへ
inserted by FC2 system