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使徒信経の第八箇条

  1. 第八箇条「聖霊を信じます」では何を教えますか。

    使徒信経の第八箇条では、父と子のペルソナと同じく、永遠、無限、全能の神であり、万物の創造者かつ私たちの主である三位一体の第三のペルソナ聖霊が存在することを教えています。

  2. 聖霊はどなたから出ますか。

    聖霊は、御父と御子を一つの源として、そこから意志と愛とによって出る御方です。

  3. 御子が御父より生まれ、聖霊が御父と御子より出ているならば、御父と御子は聖霊より前に存在しているように思えます。それでは、なぜ三つのペルソナはみな永遠から存在すると言うのですか。

    三つのペルソナがみな永遠から存在すると言うのは、御父は御子を永遠からお生みになり、聖霊は御父と御子から同じく永遠の昔から出ているからです。

  4. なぜ三位一体の第三のペルソナが特に聖霊と呼ばれるのですか。

    三位一体の第三のペルソナが特に聖霊と呼ばれるのは、御父と御子の息吹(霊発)と愛によって出る御方だからです。

  5. 特に聖霊に帰せられている働きは何ですか。

    聖霊には特に人を聖化する働きが帰せられています。

  6. 御父と御子は、人を聖化なさらないのですか。

    三つのペルソナが同じように人を聖化なさいます。

  7. では、なぜ人を聖化する働きが、特に聖霊に帰せられるのですか。

    人を聖化する働きが特に聖霊に帰せられるのは、聖化は愛の働きであり、愛の働きはすべて聖霊に帰せられているからです。

  8. 聖霊は、いつ使徒たちに下られましたか。

    聖霊は、ペンテコステの日、すなわちイエズス・キリストの御復活の五十日後、御昇天の十日後に、使徒たちに下られました。この日を聖霊降臨の日と呼びます。

  9. 聖霊降臨前の十日間、使徒たちはどこに居ましたか。

    使徒たちは、聖母マリアや他の弟子たちと一緒に、最後の晩さんの高間に集って、イエズス・キリストが約束された聖霊を待ち望み、心を合わせて祈っていました。

  10. 聖霊は使徒たちにどんな恵みを与えられましたか。

    聖霊は、使徒たちの信仰をさらに確固たるものにし光と剛毅と愛と豊かな恵みで彼らを満たされました。

  11. 聖霊が送られたのは使徒たちだけのためですか。

    聖霊は全教会と神の教えを信ずる全ての人々のために送られました。

  12. 聖霊は教会においてどんな働きをされますか。

    聖霊は、からだの中の霊魂のように、恩恵とたまものによって、教会に生命を与え、真実と愛の王国を教会の中につくりあげ、信者がまちがいなく天国への道に導かれるようお助けになります。

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