教会は第二の掟「少なくとも毎年一度大罪を告白すること」では何が命じられていますか。
教会の第二の掟「少なくとも毎年一度大罪を告白すること」では、物事をわきまえる年令に達したすべての信者は少なくとも毎年一度大罪を告白するため告解の秘跡にあずかることが義務づけられています。
少なくとも毎年一度告解するようにというこの掟を守るのに最もふさわしい時期はいつですか。
教会が認めた習慣に従って、四旬節がこの掟を守るのに最もふさわしい時期と考えられています。
なぜ教会は「少なくとも」毎年一度と言うのですか。
「少なくとも」と言うのは、告解の秘跡にもっとひんぱんにあずかるのが望ましいという意味です。
なぜしばしば告解することが望ましいのですか。
しばしば告解するのは非常に良いことです。それはあまり告解しない人にとっては、よい告解をすることも、大罪のない状態を保つことも、大層困難なことであるからです。
「生命の危うくなった時」にも告解が必要であるのはなぜですか。
「生命が危うくなった時」にも告解が必要なのは、霊魂の救いはよい死をとげるかどうかにかかっており、よい告解をすればよい死をとげることにつながるからです。
「御聖体を受ける時」も、と言うのはなぜですか。
「御聖体を受ける時」も、と言うのは、御聖体は恩恵の状態にいないと拝領できないだけでなく、大罪をもつ者は告解することによってのみ恩恵の状態にもどることができるのであって、完全な痛悔だけでは充分ではないからです。