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身分に応じた義務と福音的勧告

身分に応じた義務

  1. 身分に応じた義務とは何ですか。

    身分に応じた義務とは、各人がそれぞれの身分、条件、仕事に応じて持っている固有な義務のことです。

  2. 各人が身分に応じて負う義務は、だれによって定められましたか。

    各人が身分に応じて負う義務は、神御自身によって定められたもので、これらの義務は、神の掟から生じます。

  3. 各人の持つ固有の義務が神の戒めから生ずることを例をあげて説明して下さい。

    第四戒では、父母を敬うことが命じられていますが父母とは同時に目上の人たちをも示します。従って、この戒めから目下の者が目上の者に対して、服従、愛、尊敬などの態度を示す義務が生じ、また、目上の者は目下の者を正しく指導する義務が生じます。

  4. 職人、商人、財産の管理者などが有する義務はどの戒めから生じますか。

    これらの人々が有する忠節、正義、誠実、公正などの義務は、詐欺、不正義、怠慢、不誠実などを禁じている第八・第十戒から生じます。

  5. 神に自己を奉献する人々の義務は、どの戒めから生じますか。

    神に自己を奉献する人々の義務は、神に対してなされた約束、誓願を果すことを命じる第二戒より生じます。なぜなら、この人々は、福音的勧告の全てあるいは一部を守ることを誓ったからです。

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