2010.05.03

U2のボノはおそらくサタニストであろう (5)

2005年から2006年にかけて行なわれた「Vertigo Tour」と名付けれれた彼らの世界ツアーの中から、ブラジルはサンパウロで行なわれたライブを観察します。
「COEXIST」を前面に(また「全面」に)出した世界ツアーだったようです。
10曲目ぐらいの「Love and Peace or Else」(歌詞
曲が終わろうとする時、ボノは「COEXIST」と描かれたバンダナを懐から取り出し(スタッフから受け取り?)、そして「Where is the love?」と歌いながら、観衆に向かって高く掲げてみせます。
そして、それを頭に締め..
次の「Sunday Bloody Sunday」(歌詞)という曲に移行します。
戦争の悲劇、その悲しみを歌った歌です。
曲の中頃、ボノはバンダナの文字を指で指しながら、
「COEXIST」と何度か声に出して繰り返します。
そして次に、ギターのリフに乗りながら、次のように言い、また歌います。
Jesus, Jew, Mohammed, it's true
Jesus, Jew, Mohammed, it's true
All sons of Abraham
Father Abraham, Father Abraham
What have we done
Father Abraham, Speak to your sons
イエスも、ユダヤ人も、マホメットも、真実だ
イエスも、ユダヤ人も、マホメットも、真実だ
それらは全てアブラハムの息子だ
父アブラハム、父アブラハム
私達は何をして来たのでしょう
父アブラハム、あなたの息子達にお語りください
そして、「no more」と何度か言います。「(戦争も分裂も)もう沢山だ」と。
この「no more」を、観客とも何度か掛け合います。
ボノは人間が涙を流す仕草をしてみせます。
若者達の様子
他にも、ボノは様々な体の動き、またパフォーマンスをします。若者達はその一挙手一投足に反応しているようです。彼がジャケット一つ脱ぐ行為にも、若者達の目は吸い込まれるのでしょう。彼は「ヒーロー」を超えたもの、完全に「カリスマ」なのでしょう。
そして、ライブの最後、ボノは懐からロザリオを取り出し、マイクスタンドに掛け、深く一礼し、去って行きます。(ブラジルはカトリックの国です
上の画像は、次のビデオ(下に貼ります)から取りました。もっと何かを確かめたいと思う人は、見てみてもいいかも知れません。
けれど、私は警告させて頂きたいと思います。変なことを言うようですが、これを見ても決して「取り込まれ」ないようにして下さい。年配の方はおそらく大丈夫でしょう。しかしロック音楽という「水」に慣れてしまっている人達、体の中にそれに反応する回路ができてしまっている人達(実は私もその一人ですが)は気をつけて下さい。距離を置いて聴いて下さい。つまり、「観察」して下さい。
このビデオは、ブラジルのクリスチャン(おそらくカトリック教徒)が編集したもののようです。時々曲名であるかのように現われる文字は曲名ではなく、このビデオ製作者の指摘のようです。たとえば、ライブの映像が始まってすぐ画面の左下に出る「FAIXA」という文字は、これからボノが頭に締めようとする「バンダナ」を意味するようで、また、次に出る「ECUMENISMO」という文字は、これからボノが歌う歌が「(悪しき)エキュメニズム」を扇動するものであることを、このビデオ製作者は言いたいようです。
私は今回初めてU2の音楽とパフォーマンスを視聴しましたが、「よく出来てるな」と思いました。今の時代背景と、この歌詞と、この音があれば、そりゃイノセントな人達はハマるわ、と。目に見えるそのような “道具立て” だけでも、若者の霊魂に対してはほぼ完璧と言えるのではないでしょうか。
もう一度言いますが、私も昔はロックの水に浸ってた者です(思えばロックのライブというものには一度も行ったことがなく、もっぱらレコードやCDを聞くのみでしたが)。今回、ボノの声がスティングに似ているところがあったので(顔もね)、ちょっと困りました(笑)
でも、今回私が確信したのは、「やはりこれはサタニストの音楽だ」ということでした。COEXISTに反発してそう思ったのではありません。いくらなんでも、COEXISTがカトリックの教義に反しているからという理由だけで、人をサタニスト扱いにしたりしません。COEXIST、つまり「分裂なき共存の平和世界」は、人間であれば誰もちょっと抵抗できないようなものです。フリーメイソンの「自由、平等、博愛」に抵抗できる人が少ないのと同様です。「COEXIST」の場合も、「自由、平等、博愛」の場合も、ある人がイノセントな心でもってそれに惹かれる時、その人はサタニストではありません。犠牲者であり得るだけです。
私が彼らの音楽を「やはりサタニストの音楽だ」と判断した最大にして最も直接的な理由は・・・他者(ひと)に話して信じてもらえることではないけれど、彼らの音楽から伝わってくるもの、流れてくるものが、悪いものだからです。PCで色んなものを調べますが、ピースシンボルについて調べた時、そしてはっきりとサタニズムを打ち出したサイトを少しだけ開いた時に感じたものと同じものを、今回感じます。(まあ、「はっきりと」です。「精神的」にそう “思う” のではありません。)
しかし勿論それだけではありません。何事も総合的に。
「イエスも、ユダヤ人も、マホメットも、真実だ。
それらは全てアブラハムの息子だ。」
この言葉は、かの米聖公会主教キャサリン・ジェファーツ・ショリの言葉を思い出させます。
「神は教会に制限されません。私は、アブラハムに三人の子供がいることを興味深く思います。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教。」参照
そしてもちろん次の言葉が浮かびます。
「世界統一政府」「世界統一宗教」
しかし、わがカトリック教会でも、これを言うだけで「陰謀論者」扱いです。情無い。
私の指摘に反発した人が、「あなたはきっとU2の曲を聴いたことも歌詞を読んだこともないのでしょう。それなのにそんな決め付け方をしている。要するに頭からの偏見なのです」というような内容のことを言いました。私はこの段階で「イノセントだな」と思いました。何故なら、人間には対象と距離を置いて「外から」見ることも必要であり、「中から」から見たのではむしろその本質を捉え損なうということが幾らでもあるからです。つまり、ロック音楽ならロック音楽、U2の音楽ならU2の音楽を「知る」ためには、その雰囲気に慣れていない、その水に慣らされていない目で見ることも必要なのです。いわば私達は「一時代か二時代前の敬虔なキリスト教徒のおじいちゃんに見てもらう」ことも必要なのです。いったん水に慣れてしまえばよく認識することができないということが幾らでもあります。
歌詞についても、ボノの書いた或る歌詞が或る種の魅力を持つということはもちろんあり得ます。「魅力」というものは不思議なものです。なにも、神様や天使から出たものだけが魅力があるとは限りません。しかし、詩文や歌詞などというものは、それからその作者の思想を “確かに知る” ということは極めて難しいものです。「不可能」と言っていいでしょう。それは散文ではありません、イメージのようなものです。どうとでも作り出し得、どうとでも受け取られ得ます。散文からでさえ筆者の思想を確かに抽出するのは難しいのに、何故、詩文・歌詞ぐらいのものから確実に知ることができますか。私達はフランス人権宣言の「自由、平等、博愛」(それは散文ですが)に騙されませんでしたか?
私達は「言葉に騙される存在」なのではないですか? 言葉の「外形」に。
そして、事物の「外形」にも。
理解されようとされまいと、「この人はこれこれこういう感じで物事を上っ面で受け止め、いろんなイメージを思いつくまま勝手に連関させて自分好みの結論を形成しているのだ」とそれこそ上っ面に解釈されようと──そんなことを簡単に言う人に限って、「人間は自分の心理を下敷きにして他者の心理を憶測するしかないのだ」という厳しい真実を知りません──私として、ここに一つの言葉を置いておこうと思います。
U2の音楽、その核はもちろんボノでしょうが、私は、
彼らの音楽には洗脳のプロセスがあると確信します。
また、ボノが意識しているかどうかは別として、
ここには霊の力が働いていると思います。
それは、もっとはっきり言えば、魔力です。
「オカルト」ですか? 何を言うか。あなたがそれを好もうと好むまいと霊的な世界は存在し、この世と霊の世界は紙の表裏として存在し、あなたのすぐ横に天使も悪魔も現存し、善き祈りの力も邪悪な霊力も働いているのです。そうして、そういう世界を継続的に見ていった時、霊的な世界の幾つかの事と地上の世界の幾つかの事との連関が見えて来ることがあるのです。しかし、そのような世界、霊的な世界に目を注ぐことを全く嫌う者が、必要を感じて目を注ぎ、連関を見たと言っている者のことを、自らはほとんど少しも調べないで、見もしないで、「彼はアレとコレとを都合よく結び付けている。そして単なる憶測を並べている」と断ずるのが常なのです。そしてそうでありながら、場面と立場変われば、「あなたは少しもU2のことを知りもしないで。少しも実際には触れていないで。少しも調べていないくせに」と言うのです。ここに人間の99%の姿、他者の顔を見ることばかりに忙しくて自分の顔は見事に見えていない人間の姿があります。
私は、ボノが一部でヒーローを超えたカリスマになり、「聖ボノ(Saint Bono)」とまで呼ばれる(半ば冗談であろうと)ようになっているらしいのも、決して単に「精神的」にだけ理解できることではないと信じます。
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