2011.12.31

「自由・平等・友愛」 に対して明白に好意的であったヨハネ・パウロ2世教皇様 4

前教皇様のことを「責める」ためではなく、あくまで天主様の御心を訪ねるために最近の一人の(しかし傾向が顕著な)教皇様の御事を検討させて頂きます。
「フランスが今後も自由・平等・友愛のために働き続けますように」
1996年
バチカン/フランス: 教皇は訪問の終りにジュペと会う
ANSA通信 - パリ、1996年9月22日(日曜)
ヨハネ・パウロ2世は、ローマそしてバチカンに戻る前に、フランスへの4日間の司牧訪問を、ランスの軍用飛行場での首相アラン・ジュペとの短い会話で締めくくった。
教皇は、彼の旅の間中に与えられた温かなもてなしについて、首相とジャック・シラク大統領(彼は木曜日に教皇が到着した時に出迎えた)の両人に感謝の意を表した。そして、自分は「フランスの魂」に触れたことで非常に感動した、と語った。
ヨハネ・パウロはその場を、再び、「人々における連帯」と「フランスにある全ての宗教の間における深い対話」をアピールする機会とした。
教皇は、彼の訪問の最終日であるこの日に、ランス大聖堂で20万以上の人々を前に、フランク王クロヴィスの受洗1500周年を記念するミサを捧げた。クロヴィスの回心は、フランスの君主政体とカトリック教会の間の長くて耐久性のある協調関係の始まりを印すものであり、また国家としてのフランスの発展において重要な出来事と看做されている。しかし教皇はクロヴィスの回心の純粋に宗教的な側面を強調した。
彼の年齢と種々の悩み事にも拘らず、教皇はこの4日間に亘るヘヴィな日程を予定通りにこなし、彼がいまだ普遍教会を導く能力のあることを示した。
この晩、出発に先立ち、教皇は、フランスが今後も自由・平等・友愛の理念のために働き続けるようにと強く促した。
この旅行は教皇個人にとって一つの成功であった。彼は何処に行こうとも熱狂的な群衆に歓迎された。この訪問を損なうのではないかと多くの者が恐れていた抗議デモはほとんど起こらなかった。
この時のビデオがここにある。
http://www.dailymotion.com/video/xfd1bf_juppe-pape_news
教皇様は1920年5月18日生まれだそうだから、この時76歳である。
シラク大統領に迎えられた到着時のビデオがここにある。
http://www.dailymotion.com/video/xfe4xi_visite-d-etat-pape-tours_news
上は通信社記者のレポートである。記者の主観が入っているかも知れない。
しかし、前回同様、このスピーチもバチカンの公式サイトで確認できる。
必要なら、次の場所で「Cerimonia di congedo (Aeroporto di Reims-Champagne, 22 settembre 1996)」という文字列を探してください。CLICK
バチカンの公式サイトではフランス語とイタリア語のみの表示なので、私は訳せなかった。しかし、それらの言語が分かる人には、上の記者の受け取り方もまんざら主観的でもないことが分かると思う。(と、訳せない私が言うのは、機械翻訳でもそれは分かるからである。)
その言葉のある付近を、フランス語とイタリア語のまま、下に引用しておく。
(ちなみに、上で紹介したビデオでは、教皇様はフランス語で、下の箇所の手前、記録で「3」と番号が振られた箇所を話しておられるようである。)
ヨハネ・パウロ2世のスピーチ
ランス・シャンパーニュ空港
1996年9月22日(日曜日)
〔フランス語〕
J'aimerais aussi adresser un salut respectueux aux chrétiens des autres confessions, aux croyants du Judaïsme et à ceux de l'Islam, en souhaitant que le dialogue religieux et la collaboration se développent entre tous, pour une harmonieuse cohésion de la société française dans son ensemble.
5. Monsieur le Premier Ministre, à travers votre personne, je salue tous les Français, et je leur offre mes vœux fervents de prospérité dans une entente fraternelle. Que votre nation demeure accueillante, qu'elle continue à faire partager sa culture, qu'elle contribue à faire progresser sans cesse les idéaux de liberté, d'égalité et de fraternité qu'elle a su présenter au monde!
〔イタリア語〕
Vorrei anche rivolgere un saluto rispettoso ai cristiani delle altre confessioni, ai credenti dell’Ebraismo e a quelli dell’Islam, auspicando che il dialogo religioso e la collaborazione si sviluppino fra tutti, per un’armoniosa coesione della società francese nel suo insieme.
5. Signor Primo Ministro, attraverso la sua persona, saluto tutti i Francesi, e offro loro i miei ferventi voti di prosperità in una intesa fraterna. Che la vostra nazione rimanga accogliente, che continui a far condividere la sua cultura, che contribuisca a far progredire incessantemente gli ideali di libertà, di uguaglianza e di fraternità che essa ha saputo presentare al mondo!
〔最初の段落だけ、試訳〕
私はまた、キリスト教の他宗派の人々、ユダヤ教の人々、そしてイスラム教の人々に、心からの挨拶を送り、また、すべての人々の間における宗教的対話と協力がそれ全体としてフランス社会の調和のとれた一体性に成長することを願っています。
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