5小教区閉じ新教会設立【大阪大司教区】
昨日届いた『カトリック新聞』(2008年12月14日付け第3984号)。
同紙では、
「5小教区閉じ新教会設立
大阪教区大阪梅田教会の挑戦」
との見出しで、今年4月、大阪市北地区の5つの小教区を廃止し、新しく「大阪梅田教会」を設立したと、大阪大司教区における小教区の統廃合のニュースが載っている。
廃止されたのは、北野、姫里、桜宮、福島、そして、三国の5つの小教区。
統廃合のきっかけとして三国教会が区画整理事業に当たり、移転先を見つけることができず、聖堂建設を断念し、北野教会への併合の道を選んだと書かれている。
区画整理事業であれば、換地も指定されたであろうし、移転補償金も出されているはず。老身の小売業者が区画整理事業をきっかけとして店じまいをしてしまうケースも多いが教会が「店じまい」をしてしまうとは……。
区画整理施行者から指定された換地や交付された補償金はどうしてしまったのであろうか? 全て大司教区の金庫に収められてしまったのであろうか? であれば、三国教会に所属する信徒は不憫でならない。
それにしても、「5小教区の廃止」とは凄まじいものがある。小さな県であれば、一県分くらいではないであろうか? 廃止対象となった小教区は全て大阪市内の教会のようである。全く大阪には不案内の自分から敢えて問わせていただけば、たとえば北野教会の所属信徒が「今週で教会は廃止します。来週からは梅田教会にいらしてください」と言われれば、「はい、そうですか」と毎週通えるようなところなのでしょうか?
大阪市内であるから交通網も発達していて足の心配もない? 各小教区から集められた信徒の気風も似たり寄ったり?