2012.10.16

マリア・ディバイン・マーシーの預言は偽預言である 1

預言サイト The Warning Second Coming Forumsキャッシュについて
* ほとんどの人には関係のない記事です *
左は、「終末」と「主の再臨」に関する「真正な私的啓示」であると主張されたものを広めているサイトです。アイルランドに住む自称(仮名)Maria Divine Mercy という女性がその「預言者」です。
このサイトにアクセスしている人達が、この日本にも、数はそれほど多くはないに違いないが、居ることは居るようです。私の知る限り、このサイトの内容を日本語に翻訳し紹介しているサイトが一つありますし参照、また、そのサイトが「協力者」として紹介している、この画像にも見える『The Book of Truth(真実の書)』と題された本を(またその他の「メッセージ」も)日本語に翻訳している人も居ます参照
しかし、先ずそのお二人へ、そしてその次に、このサイトの内容に僅かでも心惹かれている人達へ、申し上げます。
このサイトが宣布しているいわゆる「私的啓示」は、偽物です。
..と、ベイサイドを支持している私が言っても、多くの人には説得力がないかも知れません。しかし、とにかく説明します。
もし「偽預言」というものがあるとすれば(あるに決まってますが)、ある一つの偽預言はそれが語る三種類の言葉から成っている、と言えると思います。
もっとも、ここで言う「種類」とは私達自身の目にとってのことであって、三種類になるのは当然です。このことは刑事さん達が(私は十分警察不信ですがw)よく知っています。その三種類とは── 白、灰色、黒です。
誰が見ても 「善い」 と思える部分
「神様の言葉としてはどうかな?」 と少し思わせるが、言葉というものが常に持つ “幅” というもののために、結局 「これも有りかな?」 と思わせる部分
「神様は絶対にこのようなことは言わない」 と断言できる部分
そして、私はこう思います。
もし私達に「霊を識別」することが可能であり、且つ必要ならば、その時、「白」ばかりを相手にしていても始まらない
これは、思うに、全く真であります。
「白ばかりを相手にする識別」などというものは、有り得る道理がありません。
そして次に、こう思います。
「灰色」の部分について何時までも頭をひねっていることは、
ほとんどただ時間の浪費である。
どうしても見極め難いところがあるものだからです。
私達は、人間の言葉でさえ、しばしばその真意を取り違えます。
結論として、こう思います。
「識別」においては「黒」を探さなければならない。
何を措いても、先ずそれを「第一の仕事」としなければならない。
いくら「黒」を探してもそれが見つからなかった場合、
私達は初めて言うことができるかも知れない、
「これは真正の私的啓示である “可能性” があるかも知れない」と。
それとは反対に、もし一つでも「黒」が見つかったなら、
「濃い灰色」でなく「黒」が見つかったなら、
私達はその時、その預言を斥けなければならない。
そうです、斥けなければならない。
しつこいけど、繰り返します。
「灰色」の部分が幾らあっても、まあ、それは良しとする。仕方がないから。「分からない」のだから。実際、誰の目にとっても「見分け難い」のだから。
しかし、もし一点でも、確実に「真っ黒」と確認できる部分があったなら、私達はその時、その「全体」を捨てなければならない。
何故なら、先ず第一に、天主様、聖母、善天使等、天国に属する方々は、一つの間違いもおっしゃらないからです。
そして第二に・・・
「しかし、天国に属する方々が『一つの間違いもおっしゃらない』のは確かだとしても、受信者の方、預言者の方はどうでしょう? 彼らは、もし正しい預言者であったとしても、時には “受信ミス” や “解釈ミス” を犯すことがあるのでは?」
よくある考え方です。私は、私達はこのような質問に簡単に「はい、あり得ます」と答えてはならないと思いますが、しかし仮に「あり得る」としても、結論は同じです。私達はそんな「危なっかしい預言者(受信者)」に耳傾けることはできない、ということになるからです。
そして天国の立場も考えてみて下さい。天国はそのような「危なっかしい預言者(受信者)」を使うことを継続すると思いますか? 私は「あり得ない」と思います。その者が “受信ミス” あるいは “伝達ミス” をすると分かった時点で、天国はその者から手を引くでしょう。有り体に言えば、「使えない」ということで。
ということで、私が思うに、物事の「順序」は必ずそのようでなければなりません。先ず、何を措いても、最初に「黒」を探す
さて、これほど長々とした前置きをした上で、私はようやく、彼女が受けていると主張する「メッセージ」の中のハッキリとした「黒」の部分を提示します。
これです。
“All paths lead to God.”(全ての道が天主に通ず)
この言葉を、彼女に通信して来ている「イエズス」が言ったというのです。
私は即座にこの絵を思い出します。
そして、こう質問します。
Maria Divine Mercy の「イエズス」はショリ主教と仲良しですか?
しかし、イエズス様というお方は、どのような微妙なニュアンス(含み)においてであれ、そのようなフレーズをお口にするようなお方ではないと、私は普通に確信します。そんな可能性は全くゼロです。このフレーズの前後を読む必要さえありません。
しかしそれでも、そうもいかないだろうから、一応、その言葉が出て来た日の「メッセージ」の全体を確認しておきます。あなたはここに、上の言葉以外の、この「イエズス」の問題発言を見るでしょう。
どうしようかと考えましたが、先ずは私の感想など入れず、一通りを読んで頂きます。(私の御託を読みつつでもいいという方は次のページへ。そこでも下と同じものを引用していますので。)
例によって、私の翻訳は間違いを含み得ます。念の為に下に原文を転載しておきます。しかし、まあ、大要を取り違えさせるほどの大きな間違いはないと、自分では信じています。〔 〕と強調は管理人。
全ての諸教会と諸宗派へ
悪に対抗して団結することの呼びかけ
2010年11月21日(日)午後3時
世界中の私の教会に〔告ぐ〕。私の呼びかけを聞いて欲しい。あなた方子供達と支持者達の全ては、私に属している。あなた方の内の非常に多くが、あなた方の教会と神、人類の創造主に従っている。それは良い。〔しかし〕あなた方の内の多くが、わが永遠の御父の教えを、それぞれ違ったふうに解釈している。それは時が始まって以来の預言者達の解釈に起因したことだ。
多くの預言者達は神の教えを、そのメッセージに対する彼らの受け取り方に従って解釈したのである。私の預言者達の言葉の幾つかは手を加えられた。私の預言者達の全てが真理を与えられた。〔しかし〕私の預言者達の全てが、彼らの支持者達が永遠の生命への一つの道の上に留まることを確実にしたわけではない。
全ての道が神に、人類の創造主に通じている。神に従う者達は、混乱に導く様々に違った方法で教えを解釈している。ひとたび混乱が生ずれば、あなたは「唯一の道は自分の信仰を単純化することだ」と確信し得る。単純に信じ、単純にあなたの造り主を讃えなさい。
私は世界の全ての諸教会に、全ての諸宗教に、全ての諸信仰に、人類のために、また信仰を持たぬ者達のために、今、祈るようにと呼びかける。神の愛は生命の破壊に何らくみしない。誰一人、私の名のもとに、あるいは私の御父、彼の名のもとに生命を奪うという、そのような権利を持っていない。そうではなく、あなた方の周りのあらゆる所でそれが素早く高まるように、悪に面と向かい、あなた方の造り主への愛において、共に集い、団結せよ。
私の子らよ、神の法を思い出しなさい。十戒、わが永遠の御父から、彼の最も聖なる、また最も敬虔なる預言者、モーゼを通じてあなた方にもたらされたものである。それらの規則は、神の子らに、彼らを真理に導こうとなさる御父に敬意を払うべきその方法について教えるためにデザインされたものである。今日、非常に多くの人々がそれを忘れている。それを忘れている人々は、それらが真実何を意味しているかについて滅多に考えない。十戒を理解しない人々は、真理から遙かに懸け離れた仕方でそれらを解釈することを選んだ。私はそれらの人々に言う。どうか十戒を読み、それに耳傾けて欲しい。さもなくば、神の怒りに触れるだろう。それらの意味は、見せかけの愛、見せかけの同情で薄められてはならないし、あるいはまた、あなた方が言われてきたことを無視し、罪を正当化することによって薄められてもならない。
第一戒はあなた方に、一なる創造主だけを、わが永遠の御父だけを崇拝するようにと言っている。そして偶像崇拝を避けるようにと。しかしこの第一戒は、偽りの神々への嗜好のためにバラバラにされ、投げ捨てられてしまっている。「偽りの神々」という言葉によって私は、必ずしも高い地位にある人々のことだけを、つまり、私の子らよ、あなた方を自分の足元に忘我の状態でひれ伏させようと、自分を最も高い場所に置こうとしている人々のことだけを意味しているのではない。そうである、それは神の目にとっての違反のことであり、ひどい侮辱のことである。私が今言及している偶像崇拝とは、私の子らを虚しい絶望へと追いやる、人間の権力と富に対する愛のことである。その絶望はその他の規則をも破ることへとつながる。自己執着の罪。自分の霊魂を代価にしてまで自分の人生の道を上首尾に整えたいという欲望は、あなたの転落となるだろう。自己愛、それは愛ではない、それは自惚れである。しかし、それは今日、人気の教義である。あなたは見せかけの同情を装いながら、自分自身を高く上げ、神を否定している。あなたの謙虚さの欠如は、あなたに破滅をもたらす。あなたが他者のことより自分のことを優先すれば、彼らは、つまり他の人々は、それによって苦しむのである。この戒めは決して壊されてはならない。罪を正当化するために人間が用いる論法は愚かである。
有名であることへの強迫観念
あまりにも長い間導きを得なかった若者達のために言えば、彼らは今、誰の目にも明らかな仕方で偶像崇拝の深い穴の中に落ち込んでいるのである。〔しかし〕私の年若い子らが崇拝している、そのまさしくアイドル〔偶像〕であるところの者達は、その大部分が、光の側の者達ではない。その多くは、自らの霊魂を悪魔に売った者達である。彼らはその事を自慢げに誇っている。
彼らの音楽と言葉を通じての催眠術的な訴求力は、私の子らをして、それが辿るべき本当の道であると錯覚させている。彼らの人の心を惹きつける不道徳性は、彼らの支持者らに、自分達に倣うようにと働きかける。もし支持者らがそれに乗れば、私の子らよ、彼ら自身もまた、光をブロックし、結果、永遠の暗闇の中に落ち込むのである。今日の世界における有名であることへの強迫観念は、私の子らが、「詐欺師」に従っている者らが楽しむ権利を断固主張しているその同じ高みへと、自分も何とか到達しようと始終切望しているということなのである。
さあ、私の全ての子らよ、全ての教会と全ての宗派(creeds)の子らよ、共に団結し、全能の父なる神への信仰を持ち続ける権利のために戦え。互いに愛し合う権利のために。純粋な愛の権利のために。神の、永遠の御父の、天と地の造り主の愛〔のために〕。
あなたの優しき救い主にして正しき裁判官、イエズス・キリスト
さて、どうですか? あなたはこれが本当の「イエズス・キリスト」の言葉だと思いますか?
次のページで、更にもう少し、上で言った「三種類」に従いながら、私の感想を書いてみたいと思います。
上の原文
Call to all Churches & Creeds to unite against Evil
Sunday, November 21st, 2010 @ 03:00 pm
To My churches around the world hear My call. All you children and followers belong to Me. So many of you are following the teachings of your church and God the Creator of Mankind. That is good. Many of you interpret the teachings of My Eternal Father in different ways. This has come about through the interpretations of the prophets since time began.
Many prophets interpreted the teachings of God in the way that the message was received by them. Some of My prophet’s words have been tampered with. All of My prophets were given the truth. Not all of My prophets managed to ensure that their followers stayed on one path to Eternal Life.
All paths lead to God, the creator of mankind. The followers of God interpret the teachings in different ways that lead to confusion. Once confusion sets in you can be sure that the only way is to simplify your beliefs. Simply believe in and honour your creator.
I call on all the churches, religions and faiths around the world to pray for mankind and those of no faith – now. Love of God does not have anything to do with the destruction of life. No man has the right, in My name, or My Eternal Father, to take a life in His Name. Instead, come together and unite in your love for your creator in the face of evil as it swiftly arises all around you.
My children let Me remind you of God’s laws. The Ten Commandments, sent to you by My Eternal Father, through his most Holy and devout prophet Moses. These rules were designed to instruct God’s children as to the ways in which they must pay homage to Him to guide them towards the truth. So many people today have forgotten this. Those who have not, rarely consider what they really mean. Those who do not understand the Ten Commandments chose to interpret them in a way that is far removed from the truth. To those I say please read The Ten Commandments and listen or risk facing the wrath of God. Their meaning must not be diluted behind false love, false compassion or by justifying sin in the face of what you have been told.
The first commandment tells you to adore only one Creator, My Eternal Father, and to avoid idolatry. Yet that first commandment has been thrown asunder in favour of false Gods. By false Gods I do not necessarily mean only people in high places or those who exalt themselves at the highest so that you, my children, fall down in ecstasy at their feet. Yes this is an offense and deeply insulting in the eyes of God. The idolatry I now refer to is mankind’s love of power and money which can drive My children into empty despair. This despair leads to the breaking of the other rule. The sin of self obsession. The desire to look after your own road in life at the expense of your soul will be your downfall. Love of self, is not love. It is vanity. Yet that is a popular doctrine today. You are, under the guise of false compassion, exhalting yourself and denying God. Your lack of humility will bring about your destruction. When you place yourself ahead of others they, and other people, will suffer for it. This Commandment must not, ever, be broken. Human reasoning which is used to justify sin is an absurdity.
Obsession with Celebrity
For the young people who have lacked guidance for so long they are now being sucked into the abyss of idolatry in ways that are clear for all to see. The very idols My young children worship are, for the most part, not of the Light. Many have sold their souls to The Devil, a fact they proudly boast of.
Their hypnotic appeal, through their music and words convince My children that this is the true path to follow. Their appealing immorality encourages their followers to emulate them. When they do they, My children, block the Light as they too are sucked into eternal darkness. The obsession with celebrity in the world of today means that My children feel anxious all the time as they strive to reach the same heights as those who follow the Deceiver claim to enjoy.
Come now all My children, of all churches and creeds. Join together and fight for the right to retain belief in God the Eternal Father. The right to love one another. The right to pure Love. The Love of God, the Eternal Father, Creator of Heaven and Earth.
Your loving Saviour and Just Judge Jesus Christ
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