カトリック信者の多くにとって聞き慣れないものかも知れないこの「ブナイ・ブリス」というものに目を留めることによって、少し見えて来るものがあるかも知れない。
シェーンボルン枢機卿
以前取り上げた記事の中に「ウィーンのクリストフ・シェーンボルン枢機卿」(wiki-ja)という人が出て来たが、彼は昨年、ブナイ・ブリス(B'nai B'rith)からの表彰を喜んで受けたそうである。
ブナイ・ブリスとは何か。
Wikipedia の日本語版にも一応その項目があるが、私は「陰謀論」という語を含むその解説を──また「本人達が『我々は秘密*を設けない』と宣言しているのだから、その組織には秘密はないのである」というような言い方をしているその解説を──引用したくもない。
* 正確には「秘密」ではなく「秘儀性」とあるが。
彼らについてしばしば言われる説明は「ユダヤ人のみが入会を許されるフリーメイソンの上部組織」というものである。
出典は知らないが、Web上に下のような図が出回っていたりする。
「それは実のところ何であるか」を所謂「実証」することは難しい。彼ら自身が「ハイ、私達のお腹[なか]の中にあるのは実はコレです」とでも公言しない限り。
しかし、ある程度は追うことができそうだ。
私達はそれにより、その組織について知るのでなく、我らの教会の現在の状態について、その意味について、一定のヒントを得ることができるだろう。
それでも一応リンクを貼っておく。Wikipedia 「ブナイ・ブリス」 |