1975年10月31日(後半)
E = エクソシスト
J = イスカリオテのユダ、人間の悪霊
祭壇の上の聖体の秘跡
J: 聖体の秘跡、聖体の秘跡。それはもう崇拝されていない。それは完全に脇に置かれてしまった。聖体顕示式は滅多に行なわれない。「伝統主義者」達の教会ではまだ二、三の償いの儀式(ceremonies of Reparation)がある。しかし他の教会では、それは今や(正規のものというよりむしろ)例外的なものだ。しかしとにかく... もしお前達がこの秘跡の偉大さを知っていたなら!
E: …の聖名によりて、続けよ!
J: 祭壇の上の聖体からどんな恵みが流れ出て来るかが理解されたら! かつては、それが聖櫃の外に置かれ、人々がそれを崇敬し、償いを捧げた時には、それ(聖体)からそのような恵みが流れ出したものだった! それは罪人達にとっては大いなる利益だった。そのようなこと全てはもう起こらない。それが救われる霊魂が少ない理由だ。──私はもう喋るのをやめたい! 本当にやめたい!
E: 福いなる童貞が命ずる通りに、続けよ! 彼女がお前に言うことを命じた全てのことを言い、そして真実でないことは一つとして言ってはならぬ!
聖なるロザリオ
J: 私はまだ言うことを強いられる。〔重いため息をつく〕 司祭の大半は盲目だ。我々が彼らを盲目にした。しかし幾らかの善き意向と聖霊に対する多くの祈りがあれば、彼らも見えるようになるだろう。ロザリオは万能薬(universal remedy)だが、しかしそれはほとんど全ての場所で廃止された。いわば、それはもう流行りではない。「今時」ではない。
E: Continue, by order of the Blessed Virgin, say all the truth, say what you have to say!
J: 三つの玄義の中では苦しみの玄義が最も尊い。私が言いたいのは、それら三つは全て尊いが、中でも苦しみの玄義は救霊のための最大の効果を持つということだ。何故なら、それはその尊さが天で〔上を指差す〕最も際立ったものだからだ。
E: 他の玄義はどうなのだ? …の聖名によりて語れ!
ロザリオ、及びキリストに倣うこと
J: 他のものも良い。それらは皆その本質において非常に良い。特に聖霊降臨、聖霊が世に下ったことを十回思い起こす栄光の玄義は良い。それらは全て良い。しかし中でも苦しみの玄義は、それがキリストのオリーブの園での苦しみ、鞭打ち、荊の冠、十字架の道行き、そして十字架上の死などについての黙想と切り離し得ないが故に、良く、且つ尊い。
『キリストに倣いて』という本は、人間に、食物、栄養、パンを与える。しかしそれは、存在した全ての最良の書物がそうなったと同様に、投げ捨てられた。例を挙げれば “アグレダ” や “エンメリック” 等の本だ。他の多くの聖なる人々の物語も忘れられた。
しかし、カタリナ・エンメリックとアグレダのマリアの本は、人々の眼前に非常に印象的なやり方でキリストの生涯を描くので、また、イエズス・キリスト、聖母、そして聖ヨゼフの非常な貧しさを人々に見せるので、有益なものである。もし人々がそれを心に置いていたなら、彼らは今そうなっているようには金の亡者にはならなかっただろうし、またプライドで自惚れきった者にもならなかっただろう。その時彼らは、天主に嘉されるにはただ謙遜、徳、慈悲の行ないなどによるしかない──それはつまり、いみじくも言われているように、キリストとキリストの自己奉献に完全に倣う、ということである──ということを理解していただろう。〔不平を鳴らす〕
E: Continue to tell the truth, nothing but the truth, by order of the Blessed Virgin!
J: ルシファーが私を麻痺させる。私にはもうできない。私にはもうできない。私はこれ以上続けたくない。私はそうしたくない。話すことは私を... 私を... .イスカリオテのユダを... .難しい立場に追い込む。〔荒く苦しげな呼吸をする〕
E: 真実を語り続けよ、イスカリオテのユダ! 我らはルシファーにお前を痛めることを禁ずる! ルシファーよ、お前は福いなる童貞の命令によりて立ち去らねばならぬ! ユダが引き続き幸いなる童貞が彼に言うようにと命ずることを言うために! ルシファーよ、去れ!
〔重い呼吸音がする〕
J: キリストに倣うことは良いことだ。十字架は良い。十字架に救いがある。十字架に勝利がある。十字架は戦いより強い。ああ! 私がこれを言うのでルシファーが私を苦しめる!
E: Continue to tell the truth! Lucifer, go away, come out of this woman! You have no right to do harm, in the name... !
J: 彼は近くにいる。
E: 去れ、ルシファー! お前はここには用はない! 続けよ、イスカリオテのユダ! ルシファーにはお前を傷つける権利はない! …の聖名によりて ... !
J: 彼は私を苦しめる。しかし、彼、このいにしえの、狂った、恐ろしい怪物が地獄で私をあまり酷く拷問にかけないのは、まったく上のあそこにいる彼女のお蔭である。何故なら、彼女はかつて私を、とても、とても愛していたからだ。
E: 福いなる童貞の命令によりて、真実を語り続けよ! そして…の聖名によりて、ルシファーはユダを動揺させてはならない! ユダを傷つけてはならない!
J: 彼は私を動揺させる。彼は私を傷つける。しかし私にはどうでもよい。これらのことを言わずに済めば、私は幸せなのだ。これらのことは私に自分の悪行を思い出させる。私はあの頃に戻れたらと思う... あの頃に戻れたら...〔悲しげにため息をつく〕
E: Continue, on the order of the Blessed Virgin, to say what you must say! Lucifer must not harm you any more, he must leave, go away, by order of the Blessed Virgin!
聖母への信心
J: マリアに捧げられた修道会(The Marian Congregation)はかつては良かったが、今はもう良くない。それがまだ存在している所でも、それはもう良くない。しかしそれ以前に、それはほとんど至る所で消滅した。何故なら、聖母は教会から大規模に取り除かれたからだ。もはや聖母に従って歩む人は多くない。マリー・グリニョン・ド・モンフォールによって解説された聖母の完全な奉献に倣う人もほとんどいない。
それは難しいと言わねばならない。完全な奉献、自己奉献は、容易なことではない。簡単ではない。我々はこの種のものを邪魔したい。しかし、それは人間ができることの内で最も良いことだ... 少なくとも最も良いことの内の一つだ。彼女は〔上を指差す〕非常に力があり、自分の子供達を護っている。私が望んでさえいたら私を護ったであろうように、彼女は彼らを護っている。〔絶望的なため息をつく〕
E: 真実を語り続けよ、イスカリオテのユダ! ルシファーはお前を傷つけたりお前が話すことを邪魔したりすることを禁じられている! 聖母がお前を通して我々にお語りになりたいことを、語れ! 彼女の命令によって、…の聖名によりて、お前は語らねばならぬ!
J: 現代の教会では、聖母に向けられた聖歌はごく稀に聞かれるだけだ。〔苦しめられているかのように、悲しげにため息をつく〕
E: ルシファーよ、お前はイスカリオテのユダを傷つけてはならない! 彼に苦境を与えてはならない! 彼は語ることを許されている!
J: それらはごく稀に聞かれるだけだ。そして一つの聖歌が聞かれる時も、その歌は霊魂の深みに届かず、全く多くを語らない。これは我々にとっては大きな勝利だ。何故なら、以前は人々は聖母に向けられる聖歌によって、救われたり、より良き感情に引き戻されたりしたからだ。例を挙げれば、“Maria zu Lieben(To love Mary)” ── “You are my Mother, I want to be your child, only yours in life, in death!” 〔悲しげにため息をつく〕 嫌だ、私はそれを言いたくない!
E: Tell the truth,'in the name... !
J: 私は黙りたい!
E: By order of the Blessed Virgin, you must speak, in the name... !
J: 私は黙りたい... ドイツ語を話す国々では、言葉の多くは司教達によって変えられた。聖歌 “Milde Konigin, gedenke!(Remember, gentle Queen!)” は我々が恐れる聖歌の一つだ。何故ならそれは次の美しい言葉を含むからだ。“Should the poorest of your children leave you without receiving help?” かつてこの歌詞は多くの人々の中に良い思いを吹き込み、その思いは彼らの中で最後の瞬間まで保たれたものだ。あるいはまた “Look on me, a poor, great sinner... ” しかしこれらの聖歌がもう歌われないことは、地獄にいる我々にとっては良いことだ。それは良い。本当に良い。
E: Tell the truth by order of the Blessed Virgin, and say only what she wishes!
J: そして聖体の秘跡に向けられた聖歌がある。“Kommet, lobet ohne End(Come, praise without end)”。非常に良く美しい聖歌が何百もある、あるいはかつてあった... しかし現代の教会は、我々がカトリック教会の中の全てのものの中でまず最初に破壊しなければならないものを非常によく心得ている。我々は強制される... ルシファーがそれを望んでいる... ルシファーが言っている... ルシファーがそれを要求している... 我々は今や、我々がそうありたいと願っていた地点に到達した。頂点は到達された。我々は頂点に立っている。しかしその全てを締めくくるために、たった一つのことだけ欠けている。それは警告である! ただ警告だけが欠けている! [55]
説教司祭とその聴衆
E: Tell the truth, by order of the Blessed Virgin, Judas Iscariot, say what she wishes to tell us, through you!
J: 多くの人々の内面に、謙遜が不足している。今日の多くの司祭達の中で、謙遜が不足している。何故ならば、もし彼らが謙遜ならば、彼らはそれほど臆病ではない筈だからだ。もし彼らが謙遜ならば、彼らは自分が為さねばならぬ全てのことのために、たとえ屈辱を受ける恐れがあったとしても、善き人々と共に立ち上がるだけの豪胆さを持っている筈だからだ。我々が彼らを連れて行ったのは、このようなことを通してだ。多くのことがこの美徳に依存している [56] 。 しかし今や「謙遜」は極めて小さな文字で書かれていて、彼らがそれを読むのは難しい。少数の人々においてはそれはまだ書かれており、ごく僅かな人達においてはそれは非常に大きな文字で書かれている。当然ながら、それに関する説教がない時、人々はどうやって謙遜について学び、またそれ以外の美徳を学ぶことができるのか? もしそれが説教の中で語られなければ、彼らは何処で、実現されねばならない精神の形、インスピレーション、健全さなどを見出せばいいのか?
偉大な聖人はかつてこう言わなかったか?「悪霊が人間の誰かを獲得したいと思った時、彼はもうその者を説教を聴きに行かせない」と。しかしながら現在行なわれているような説教では、悪魔は人々を安心して説教の場に送り出すことができるのだ。〔邪悪な喜びで大声で笑う〕
E: Tell the truth, on behalf of the Blessed Virgin, and stop laughing!
J: そこには非常に多くの奇談や、曖昧で融和的な浅薄さを持った話の数々がある。彼らはそこで、彼らの説教者としての役目を果たすよりも、人々の前で講義でもするかのように振る舞う。〔爆笑する〕 それでも人々は、彼らの全ての言葉にぶらさがる。しかし、いつまで続くことやら。
E: Tell the truth, in the name...
J: 人々は彼の言葉を呑み込み、彼の言うこと全てをためらいなく信じる。何故なら、彼は司祭であり、司教によって任命された者だからだ。そしてもちろん彼は日曜毎にこれを言い、あれを読む。しかし説教壇からではなく、下の床に立ってだ。それ故人々は... 全く厄介事を抱える。〔また大声で笑う〕
E: Tell the truth, say what you must say, on behalf of the Blessed Virgin, speak the whole truth!
J: 司祭は...〔言葉が出て来ない。彼は首を絞められているようである〕 私はそれを言いたくない。
E: ここから去れ、ルシファー! お前にはユダを痛める権利はない! 彼の邪魔をする権利はない! ユダよ、…の聖名によりて、真実を語れ!
J: 司祭の説教というものは、床に立ってマイクを使って言われるよりも、説教壇の上から言われた方がずっと効果的なものだ。昔の司祭は説教壇の上から生の声で話したもので、それは今日の床に立って50個の拡声器を使ってされる説教よりも遥かに大きな感化力を持っていた。
E: Tell the truth, the entire truth, on behalf of the Blessed Virgin, nothing but the truth; say what she wants to say through you, Judas Iscariot!
J: それは本当にその通りであり、そうした方がずっと巧く全ての職務を果せるのだ。人々が説教壇を見ることを余儀なくされている時──まあ、どちらにせよ、人が話している時はその人を見るのが普通というものだが──彼らは全ての帽子、全てのヘアースタイル、コートとネクタイなどを見ているわけではない。彼らは話している者の口、あるいは少なくともその頭に視線を固定せざるを得なくなる。しかし今はもうそのようではない。彼らはあたりぐるりを見て、他の人々のことで気を散らす。
E: Tell the truth, on behalf of the Blessed Virgin! Lucifer must not upset you!
J: それ故、司祭達がもはや説教壇の上から話さないように物事を手配するのが我々にとってはとても賢いことなのだ。我々にとって、彼らが教会の床に立って話すことは非常に重要で利益となることなのだ。それは我々の計画によってもたらされたことだ。それは我々が欲しかったことである。そして我々はそれを得た。あらゆるものを得た。そうだ。我々は我々が欲するもの全てを完全に手に入れたのだ。〔勝ち誇った笑い〕
E: Tell the truth, nothing but the truth, on behalf of the Blessed Virgin, and Lucifer must not interrupt you, Judas Iscariot, speak, in the name... !
J: 我々が今もまだその達成を目指して働いている目標の一つは、女達──別に誰でもいいが──が体にピッタリした衣服を着て教会に行けるようにすることだ。そのため、そこにはそのような女達を教会の外に追い出す司祭がいてはならない。しかし実際にはそれとは正反対に「人は隣人に対する愛を実践しなければならない」と説く多くの司祭達がいる...
E: Speak! Send out the truth, in the name... !
J: ...「人は人は隣人に対する愛を実践しなければならない。人は衣服で他者を判断してはならない。それらの衣服が適切なものであろうとそうでなかろうと。人は他者のハートにあるフィーリングを考慮しなければならない」〔邪悪な笑い〕
E: Tell the truth, on behalf of the Blessed Virgin and nothing but the truth!
J: 昔はそんなことはなかった。昔は、そのような者──そのような馬鹿者──は司祭によって教会から追い出されたものだ。それが規律だった。しかし今は、人はどんなにだらしのない恰好をしていても教会に入ることができるのだ。〔大声で笑う〕
E: Say what the Blessed Virgin charges you to say, Judas Iscariot, nothing but the truth, only what the Blessed Virgin wishes to say through you!
J: そのような者達が教会の中にいるのなら、次のようなことが起こるのは当然だ...〔黙り込む〕
E: …の聖名によりて、真実を語り続けよ!
J: この種の者達が教会の中にいる時、頭は右に左に前に後ろにと回り、彼らが見たいと思うあらゆるものに向かってひねられ、回される。〔騒々しく笑う〕 その結果として、祈りが消えるまでに大して時間はかからない。〔邪悪な笑い〕
E: Tell the truth, in the name... !
J: その時、祈りはフックに掛けられ、あるいは良くして、蠅取り紙に貼り付けられる。〔皮肉な笑い〕
E: By order of the Blessed Virgin, tell the truth, say what the Blessed Virgin wishes you to say!
J: その時、祈りは蠅取り紙に貼り付けられてからは、もはやもがくことすらできない。祈りが性の束縛によって妨げられる時、それができるのは、せいぜいもがくことぐらいだ。〔黙り込む〕
聖職者の服装
E: Tell the truth, in the name... !
J: 司祭達は彼らの黒い衣服に戻らなければならない。我々は以前にもこれを言わなければならなかった。ある人間の悪霊が既に言ったことだ [57] 。司祭が一般人の衣服を着て外出する時──開襟シャツ、あるいはネクタイを付ける時──誰も分からない、彼が報道記者であるのか...〔皮肉に笑う〕
E: Tell the truth, on behalf of the Blessed Virgin, nothing but the truth!
J: ... 外交官であるのか、それとも代表取締役か〔喉をいっぱいに開いて笑う〕、はたまた非常勤講師であるのか ...
E: Tell the truth, on behalf of the Blessed Virgin, nothing but the truth!
J: 彼が...〔皮肉な笑い〕
E: 福いなる童貞に代わりて真実を述べよ! 笑うのをやめよ! 馬鹿なことを言うのをやめよ! 福いなる童貞の命令によりて、さあ、語れ!
J: ... 非常勤講師であるのか、それとも「楽しい時間」を探して、ロマンチックな馬鹿騒ぎを探して、そこらをうろついている奴なのか...
E: 真実を述べよ! 福いなる童貞がお望みなことだけを言え!
J: それは全く絵になる光景だ、全く絵になる。〔邪悪な喜びで笑い続ける〕
E: 真実を述べよ、イスカリオテのユダ! 福いなる童貞の命じることに従い、彼女がお望みのことだけを述べよ!
J: 私は正にそれをしている!〔不平を鳴らす〕
E: 主イエズスの聖名によりて語れ!
J: 私は語りたくない!
E: お前は真実を言わねばならない! 語れ、イスカリオテのユダ!
J: 私は真実を言ったのだ。
E: You must speak, by order of the Blessed Virgin!
J: 司祭がスポーツシャツを来て外出する時──望ましくはスタイリッシュなものを──どんな歳取った猫でも彼は自分より下だと思うことができる。これは司祭が与えるどんな種類の模範だろうか? どの種の模範か? 近年、この種のことによってどれだけ多くの間違いが引き起こされて来たか! それらのことは、もし司祭が彼らの正しい、最初の、古い、良い、伝統的な服装を身に付けていれば避けられたことだ...〔言わされたことに不満な様子〕
E: Tell the truth, in the name of the Blessed Virgin, say what you must say, speak!
J: ... それはただ良いというだけではなくて ...〔ため息をつく〕
E: Tell the truth, speak, bring out the truth, the whole truth; speak, Judas Iscariot, in the name... !
J: ... 彼らに非常に適した服装であり、また ...
E: …の聖名によりて、続けよ! ルシファーよ、お前には彼を苦しめる権利はない!
J: 彼らの聖職を示すスータン [58] 、彼らのコスチューム! 私はそれをどう着るか知らないが... 例を挙げればベネディクト会のそれだ。ベネディクト会の修道服は多くの司祭達にとって、しわくちゃの世俗的な衣服──それは彼が表示しなければならないイメージを決して表示することができない──よりもずっと適したものだ。あるいはフランシスコ会の頭巾のある修道服。単にこれらの衣服を目にするだけで──たとえ遠くからでも──それは常にそばで見られる必要はない──人々の思いがどれだけ良い方向に導かれることか。
この種のことによって、かつてはどれだけたびたび霊魂の救いが容易になっていただろうか! 多くの人々がそれによって、この世にはまだ多くの司祭達がいることに、そしてあらゆることにも拘わらず天主が在すに違いないことに気づかされたのだ。そのような意図がなければ、それらの男達はそれらの衣服を身に着けてはいない。
E: Continue to tell the truth, on behalf of the Blessed Virgin, say what you must say, what the Blessed Virgin charges you to say, nothing but the truth!
J: そしてその時、(人は)自分自身に言うのだ。「もし天主が本当におられるなら、あるいは天主は私のことをもお心に留めておられるかも知れない。私は何をすればいいのか?」。そしてこの思いはその者の霊魂の中で一晩中働き続ける。そしてそれは最後には、正しい服装をした一人の宗教者──つまり黒いスータンを来た人とか、ベネディクト会修道士の流れる衣装を着た司祭とか... 私はこれらの正式名称の全ては知らないが──のもとに繋がる道を見出すだろう。
もし物事がそのように起これば、お前達と世界全体にとっては素晴らしく幸運なことだろう。それは霊魂達にとって途方もない利益だろう。数限りない霊魂達がそのことだけによって救われるだろう。それによってどれほど多くの男達また女達が、彼らが何処にいるのであれ、何処に行くのであれ、汽車の中にいようと、広場にいようと、我々が無視できないほど、心がより健全になることだろう。彼らは自分の行いを正すだろう。〔黙り込む〕
E: Tell the truth, Judas Iscariot! Say what the Blessed Virgin charges you to say, and nothing but the truth, in the name... !
J: その人達が「彼は司祭である。彼は天主の恵みを代表し、聖体の秘跡を代表している。彼は全ての力を持っている。天主は正に、彼の後ろに立っておられるに違いない。そして一方私達は、自分達がある日必ず死なねばならないという現実には何もできない」と思う時、どれほど多くの有益な(恵みの)光が、正に彼らの霊魂の中に注がれることだろう... 物事が今私が言ったようになれば、それは良いことである。私はこれを尚繰り返そう、何故ならば...
E: Tell the truth, Judas Iscariot, say what the Blessed Virgin charges you to say! Lucifer, you have no right to prevent Judas Iscariot from speaking, or to upset him, in the name... !
J: ... 何故ならば、もしミニスカートをはいた女が世俗の服を来た司祭の前に、彼が司祭と分からずに座れば、恐ろしいことになるからだ。彼女は彼の外見から、また彼の全体的な物腰から、彼がとても重要な人物に違いないと思う。彼女はどのようにしてかそのように感じ、そして彼とお近づきになりたいと思うのだ。しかしこのようなことは、彼がスータンあるいは修道服を着ていれば起こらなかっただろうことだ。このようなことが既に多くの司祭達を誤った道に誘い、彼らを結婚させたり、彼らの司祭としての使命を捨てさせたりしている。カトリック教会は非常に悪い状態にある。それはどん底に達してしまった。
E: 真実を述べよ、イスカリオテのユダ! ルシファーよ、お前にはイスカリオテのユダの話を邪魔する権利も、彼を苦しめる権利もない! イスカリオテのユダ、福いなる童貞がお前に言うようにと命じておられることを語れ!
〔くぐもったような喉の音だけが聞こえる。まるで窒息したような感じである〕
E: …の聖名によりて、語れ、イスカリオテのユダ! ルシファー、お前には彼を邪魔する権利はない! …の聖名によりて、去れ!
カトリック教会を救えるのは天主の介入だけである
J: 今や天主自身の、天の御者の〔上を指差す〕介入だけが、カトリック教会を救うことができる。我々は完全にそれを包囲した。それは滅び始めようとしており、崩壊しつつある。それはモダニズムの中に──自分が前任者達より知的であると思っている教師達、博士達、そして司祭達の思想の中に──呑み込まれている。今や祈りと償いだけが助けである。しかしそれらに身を捧げる者達はほとんどいない。〔重く苦しげに息をする〕
E: Tell the truth. Judas Iscariot! Lucifer, you must not disturb him! go away, Lucifer, let Judas Iscariot speak, in the name!
その全ての恐怖における地獄
J: 地獄について語る司祭達がごく僅かしかいないことは、我々のための大いなる利益である。地獄、その全ての恐怖における地獄は、壁の上に描かれなければならない。しかしながら私は、未だかつてどんな絵画もその恐ろしさのいかなるイメージをも与えたことはないと付け加えなければならない。しかしながら今日お前達は、地獄、死、煉獄、あるいはその他それに類することについて説教する一人の司祭を、まだ何処かで見出すだろうか? そんな司祭はごく僅かしか残っていない! それらの稀な司祭達は、大群──破滅への道の上にいる極めて多くの人達──のためには、十分ではない。
E: Continue, Judas Iscariot! Lucifer you must not hinder or upset Judas Iscariot when he is talking!. He must say what the Blessed Virgin charges him to say, in the name... !
J: これはまた我々の主要な判断の一つ...
E: Continue to say what the Blessed Virgin charges you to say, Judas Iscariot.
J: ... 我々が掴んで離さないポイントの一つである。地獄について説教する司祭達がもはやいないことは、我々にとって大きなことである。地獄の恐怖はその全ての規模において説教されなければならないが、しかし今やそうしてさえ不十分である。私が前にも言ったように... 地獄は一般に考えられているより... 思われているより... 遥かに恐ろしい所だ。
伝統的な信仰と真の刷新 [59]
J: もし人々が以上のようなことを説教壇の上から告げられるだけで、そして再び伝統的な信仰が与えられるならば、彼らの大部分は混乱に陥ることになるだろう。その時、彼らは適応できない。我々が以前にも言ったように、悔悛の儀式(penitential ceremonies)[管1] は決して告解の代わりとはならない。我々は伝統的な信仰をペストのように恐れている。何故なら、それらは多くの霊魂を救うからだ。
伝統的な信仰を持つ説教者達は、地獄、煉獄、回心、そして死などを、説教の主要なテーマとしたものだ。それは多くの霊魂達の中に聖なる炎を点火した。それはあたかもその司祭達が人々の近くに爆薬の導火線を設置することができるかのようだった。それは人々をして塹壕の中に退避させた。何故なら誰も死を愛さないし、悪霊を愛さないからだ。誰でも驚いて尻込みし、次いでこう考えたものだった。「もしそれが本当だったら、私は再び善き人生を送り始めねばならない。彼は正しい。」
司祭が──上のあそこの彼ら〔上を指差す〕が望んでいるように──それらの古き佳き伝統に従う時、また、彼が今もまだ正しいやり方でミサを捧げる時、そして更に聖霊に導かれ、それにたびたび祈る時、彼の人々に与える祝福の力と効果は極めて大きなものとなる [60] 。同じことが彼の説教にも言える。しかし今日では、多くの司祭達がただ表面的に説教するだけである。全くもって、彼らのミサからはどのような恵みもほとんど流れ出て来ない。それは極めて僅かなものである。そしてもちろんそれ(恵み)は、善き司祭が捧げるミサと比べて少ない。しかし、これは道理に適ったことである
天は次のように言っている。本当に善き者になりたいと願い、自分を聖霊に導かれるようにし、自分を完全に天主に与え、そして彼〔上を指差す〕が望むことだけを行なう司祭は、極めて大きな影響力を持ち、彼の教会に足繁く通う人々に最も大きな光を与える。福音朗読、そしてミサの始めから正に終わりまでの他の朗読においてさえも、彼は普通の司祭よりも、あるいは微温的な司祭よりも、あるいはほとんど背教的にまでなっている司祭よりも、より大きな、より広範囲の祝福を与えるための大きな力を持っている。しかし多くの司祭達はもはやそのようなことをしたくない。あるいは彼らはミサを捧げる時に、また彼らが天の御者の意志に従ったやり方で何か善きことをしようとする時に、あまりにもいい加減である。 ... 私はこれ以上言いたくない。私はもう話したくない。
E: Judas Iscariot, tell the truth, say what you must say, by order of the Blessed Virgin! Lucifer, you have no right to disturb Judas Iscariot; you must go away to Hell, which is where you belong! Judas Iscariot, continue to say what the Blessed Virgin charges you to say, the whole truth and nothing but the truth. Say everything that you ought to say!
〔ユダはため息をつく〕
E: Lucifer, go away! You have no right to cause a disturbance, nor to prevent Judas Iscariot from speaking! Judas Iscariot, continue, in the name... !
J: 幾人かの勇敢な司祭達が立ち上がることが必要である。もちろん教会内の濫用に対して司教が立ち上がることがあれば、尚良い。彼らは気を引き締めなければならない。彼らは彼らの説教の中で言うべきことを繰り返し言わなければならない。そしてそれを屋根の上からさえ叫ばなければならない。私、ユダがここで話した全てのことが、説教壇の上から大声で宣言されるべきである。私は特に、灌水式、そしてその間は誰もが跪いていなければならないミサの最後の祝福のことを考えている。もちろん人々は跪かなければならないのだ! 立つ姿勢は恵みを少なくする。天主はそれを好まない。人々が祝福を受ける時に立ったままでいて、そしておそらく祈ってさえいず、腕を下げている時、天主は気分を害する。それは、もし我々にそれが可能であるならば、地獄の我々さえショックを受けるような恐ろしいことである。しかしもちろん、それは我々を喜ばせる。それは我々の喜びとするところである。
E: But speak now, by order of the Blessed Virgin, say only what she wishes you to say!
古いミサは無限の恵みを含む
J: もし彼らが33回の十字の印を再開するならば──付け加えれば、この動作はキリストの生涯と一致しており、また全て前もって考えられたものである。聖霊の働きを通じてそれを定めたのは、イエズスである──、また、もし彼らが灌水式から正に「大天使聖ミカエルへの祈り」までをもってそれ(ミサ)を再建し、そしてキリストが望む通りにミサを執行するならば、その時... 私はそれを言いたくない。
E: Tell the truth, Judas Iscariot, by order of the Blessed Virgin. Lucifer, you have no right to disturb him! You must go away!
J: ... その時、今は救われておらずこのままでは永遠の滅びに向かうことになる人々からも何千もの霊魂が救われることになるだろう。悪はミサから、主にミサから来る [61] 。それがまだ正しく行なわれていた時には、ミサから恵みの無限の奔流が流れ出たものだった [62] ミサこそ主要な要因である
ミサと聖体拝領はお前達カトリックにとって二つの重大な事柄である。全ての神秘家、そして全ての聖母出現さえが、その二つには場所を譲らなければならない。聖なるミサは莫大な価値を、想像など及びもつかない価値を持つ。キリスト自身が、充満せる彼の恵みの全てを携えて祭壇に上がる。我々はそれを非常に憎む。今でもミサが正しく捧げられた場合、我々はその場から逃げなければならない。我々は正にその開始時点から、灌水式の時点から、逃げなければならない。そして比喩的に言えば、その時我々はただ隙間から、おどおど見ていることができるだけである。しかし今では正にその反対で、現代風のミサでは我々はそこら中で踊り回り、果ては...  私は言いたくない。
キリストはまだ全ての聖櫃の中におられるのか?
E: Tell the truth, say what the Blessed Virgin wishes you to say, nothing but the complete truth!
J: 果ては内陣の近くでさえ踊っている。我々はそこら中で踊り、聖櫃の前でさえ踊ることができる。何故なら、もはや全ての聖櫃の中に... 私はそれを言いたくない、言いたくない...
E: Tell the truth, you must, Judas Iscariot, by order of the Blessed Virgin! Lucifer has no right to disturb you!
J: 天国の彼らは嘆いている。何故なら、もはや全ての聖櫃の中に聖変化された聖体があるわけではないからだ
E: お前は何と言ったのだ? …の聖名によりて、真実を述べよ!
J: もし、ミサにおいて、司祭がもはや聖変化の言葉を信じていないならば、そして、聖変化させるという意向を持たないならば、その時ホスチアは聖変化されない。その時それは、プロテスタントとセクトがそれがそうだと言うように、単なるパンである。(司祭達の)大多数は彼らの心を失った。彼らはただ人々が要求することをするだけである。彼らは彼らの現代主義と彼らの頭のテッペンから滲み出しているかのような彼らの仮説において栄誉を受けたいのだ。〔ぶつぶつ不満を鳴らす〕
E: Tell the truth, Judas Iscariot, nothing but the truth, say everything you must say, by order of the Blessed Virgin!
J: 上のあそこの彼らにとって全ての中で最も嘆かわしいことは、人々が自分達がホスチアによってキリストを受けていると信じていることである。... しかし、それらは単なるパンである。実際には、それはもはやキリストではない。このことは彼らにとって恵みの喪失を意味する。そしてそこに恵みがないがために、彼らが正しき道から外れることはより容易になる。彼らは、正に彼ら自身の司祭達によって騙されている。
E: Tell the truth, Judas Iscariot, in the name... !
J: 私はこれを言わなければならない。上のあそこの彼らは、茶色のホスチアが使われるのを見たくない。それはただ特別の必要がある場合においてだけ使用が許されている。通常の場合には、白いパンが与えられなければならない。その根拠は初期の時代に遡るもので、すなわちイエズスが無実(純潔)であることの象徴である。〔苦しげな呼吸をする〕
E: Continue, Judas Iscariot, say all that you must say on behalf of the Blessed Virgin! Lucifer must in no way disturb you; he must flee to Hell, where he belongs! Judas Iscariot, continue speaking, in the name... !
J: 教皇が彼の壇上に現われる時──私が意味しているのは、彼がそこで話すのを慣習としているあのバルコニーのことだ──、もし彼が自由に話すことができたなら、そして彼が言わなければならないこと(それはまた彼が言いたいことでもある)を言うことができたなら、その時人々は過去に戻って行くだろう。その時はまだ時間があったかも知れない。しかし正にこの時点においては、彼は邪魔される。そして仮に彼がもう一度だけ出て来て自分の言いたいことを言えたとしても... 彼は...〔口ごもる〕
E: Tell the truth, on behalf of the Blessed Virgin, in the name... !
J: 仮に彼が自由に話せたとしても、彼は全く沈黙したままだろう [63] 。彼はへまはできないということを知っている。状況が状況なだけに、彼はできれば死にたいと望んでいる。しかし彼は、自分が正に最後の最後まで持ち堪えなければならないということも、とてもよく知っている。彼はキリストの十字架の真の弟子として、自らの殉教を生き抜かなければならない。教皇はキリスト自身がそうしたように、自分も葡萄絞り機を通り抜けなければならない。もちろん程度は違っているが、それでも彼はそれを通り抜けなければならない。
E: Continue, Judas Iscariot, say what the Blessed Virgin charges you to say! Lucifer is not to disturb you, he must let you speak, in the name... !
J: 人々は天が「特権的な霊魂達」を通して世に示すものを信じない。彼らは彼女が〔上を指差す〕イエズス・キリストの聖名によりてそれら特権的な霊魂達に世に告げるようにと命じた事柄を信じない。更にイエズス自身が現われた時でさえ、彼らは尚も信じない。イエズスとその母は今ここで言われたようなことを自らも今までしばしば告げてきた。正に私が今まで話してきたような、教会においてあらゆるものが腐っているということをである。しかし司教達は信じようとしない。今や巡礼の地──最近のそれというより昔からあるそれのことだが──もはや認識されていない。ルルドとファチマなどに対する表面的な信心はまだある。しかしそのような場所においても、もはやそれほど多くの恵みはない。何故なら、そこにおいても司祭達は良いミサを捧げないからだ...〔黙り込む〕
E: Tell the truth, Judas Iscariot, in the name... !
J: そこにはある種の司祭達がいて、彼らは自分達がいわば発明したミサを捧げ、そして他の司祭達を追い払うことが心から好きである。既にファチマがそうなっている。すぐにルルドの番が来るだろう...
E: Tell the truth, by order of the Blessed Virgin! Lucifer must not disturb you, nor prevent you from talking!
J: ... すぐにルルドは、それほど遅れることなくファチマの後に続くだろう。更に、カトリック信者の多くがもはやルルドに行かなくなっている。何故なら彼らは、聖母を讃えることや巡礼の旅に出ることなどを古臭いと考えているからだ。
E: By order of the Blessed Virgin, continue to tell the truth, saying now everything that you have been charged by the Blessed Virgin to say!
教会の指導性の間違い
J: もし、全ての司祭が例外なく理解力の閃光に打たれ、教会とは何であるか、また全体の状況がどうなっているかを正確に認識することになっているとしたら、その時彼らはパニックに陥るだろう。彼らは即座に昔のやり方に戻るだろう。あるいは少なくともその中の多くの者達はそうするだろう。しかし、彼らが「教会は聖霊によって導かれている」と信じているにも拘わらず、彼らがそのような理解の閃きを持つことはない。
K: Tell the truth, on behalf of the Blessed Virgin, and nothing but the truth!
J: それらの司祭達は彼らの視線を新しい教会の上にしっかりと固定している。最終的な目標は、彼ら自身が教会となることであり、彼らが好むどんな変革でも為し得るということである。何故なら、彼らは自分達に聖霊が働いていると信じているからだ。しかし彼らは、自分達がそのようなあり方をすることにおいて教皇に──教会の長に──不従順であるということを忘れている。そしてこれらのことが全く教皇から来ていないということを忘れている。何故なら、それが聖霊から来たものであると言うことができるのは、それが教皇の(公的な)言葉を通して来た場合のみであり、私が以前言ったような、彼らが自分達が好むような方向に身をよじり頭を回すといったところから来るものではないからだ。〔うめく〕
E: Continue, Judas Iscariot, on behalf of the Blessed Virgin, say what she charges you to say, in the name... !
J: 当然ながら、我々が枢機卿達を使って広めているものは、どのようにも聖霊から来たものでは全くない [64]
E: Judas Iscariot, tell the truth, say what the Blessed Virgin charges you to say, continue, in the name... !
J: 今回、エクソシズムの祈りは非常に良く言われたから、彼ら(枢機卿達)の内の何人かは萎れた草のようになるだろう [65] 。しかし彼らの全てがそうなるわけではない。萎れた草のようになった枢機卿達の内の何人かは、ただ萎れるに留まらず、その上物事を理解するようにさえなるだろう... しかし、それでも、司教達に関する限り... 司教達に関しては... 鉄はまだ熱い。司教達は...
E: Say what you have to say, on behalf of the Blessed Virgin!
J: 私は司教だった。もし私がもう一度やり直すことができるなら、私は自分の仕事をより良く、一千倍もより良く果すだろう... 司教達は...
E: Continue, on behalf of the Blessed Virgin!
J: もし司教達の内の多くが司教ではなかったなら、それはより良いことだったろう。もし彼らが言葉の伝達者や笏杖を保持する者ではなく、最も格下の平信徒だったなら、それはより良いことだったろう。何故なら、彼らにとって司教であることはもはや一種の変装でしかないのであり、そして...
E: Tell the truth, in the name... Say what you must say on Her behalf!
J: ... 彼らは非常にうまく変装してはいるが、しかしその下は苦さと腐敗だけがあるからである。それは我々にしても同じことだが...
E: Tell the truth, on behalf of the Blessed Virgin, say what she wishes to tell us through you, Judas Iscariot, in the name... !
J: しかし私はもうこれ以上話したくない。話したくないのだ。
E: You must speak on behalf of the Blessed Virgin and in the name of... ! Lucifer must not hinder you from telling all the truth!
J: もう十分だ。私は既に... 〔不平を鳴らす〕
E: Speak! Speak on behalf of the Blessed Virgin! You must say everything she wishes to tell us today through you!
J: 私は既に十分話した。もう十分だ。私が言わなければならなかった主要なことはこれである。即ち、彼らは自分達を準備しなければならない。エコンは全ての迫害にも拘わらず勝利するだろう。この憎むべきエコンは勝利するだろう〔うなり声を上げる〕
E: In the name of Jesus, leave that alone! Tell the truth! Say what the Blessed Virgin charges you to say!
J: それは全てに拘わらず勝利するだろう! お前達は何を信じているのか? 彼らは何処であれほど多くの志願者達を見つけるのか? おそらく地獄から![管2] これらの志願者達は善き道が何処にあるかを、そして自分がどれほどそれに従わなければならないかを、非常にはっきりと見ている。彼らはそこ(エコン)だけに、自己放棄、犠牲、そして十字架の道行きにおけるキリストへの模倣と真の司祭職があることを、非常に強く感じ取っている。何故なら、彼らはそこにどれほど多くの司祭職への志願者達がいるかをとてもよく知っているからだ。エコンは他の者達(神学校)よりも多くの志願者を持っている。他の神学校は未だに自分達のことを自慢したがるようだが... しかし、彼らはもうほとんど自慢の種は尽きてしまった。
E: Continue! Say what you have to say on behalf of the Blessed Virgin!
J: モダニスト達はもちろん、彼らの歌がもうほとんど終わってしまい、今やエコンが先頭に立っていることを見ることができる。それが、何故彼らがそれと戦っているかの理由だ。それが、そこにあるストーリーの全てだ。それが彼らが戦っている理由だ。〔ため息をつく〕
E: ストラを引っ張るのをやめよ! お前には我々を害する権利はない! 主イエズスの聖名によりて、続けよ!
J: 最も真実な意味において、それが我々が彼ら(モダニスト達)の中にいる唯一の理由だ。エコンと戦っている彼らの中にいる唯一の理由だ。彼らは良い道具のように我々に協力する。彼らは役に立つ良い道具だ。我々は今の今はそれらを投げ捨てたくはない。彼らの理論は地獄の我々には役に立つ。
E: 今お前に必要なのは福いなる童貞に代わって真実を語ることであるから、ただお前が言いたいことを言ってはならぬ!
J: しかし我々はこのようなことも全て同じように言わなければならないのだ。我々は絵の全体が現われるためにこのようなことをも加えて言わなければならないのだ。我々は、全ての者が理解するようになるために、これら全てのことが互いに連関し合っているということを強調しなければならない。しかし、もういい ... 私はこれ以上言いたくない!
E: Say what you must say, on behalf of the Blessed Virgin, right to the end!
J: もう言いたくない! もう言いたくない!
E: Lucifer has no right to disturb you. Continue saying what the Blessed Virgin charges you to say, in the name... !
司祭の独身制
J: 次に、告解... そして独身制。それはなかなかの一仕事だ! 司祭が独身の人生を送る時、全ての女達は、そして男達も、彼が結婚していた場合よりも非常に大きな信頼を彼に持つ。とりわけ告解において。
(もし彼が結婚していたら)それらの魔女達の一人が〔皮肉な笑い〕告解の場で言われたあれこれについてその夫を反対尋問する日がやがて来るだろうことが予想される。彼女は言われたことのあれこれについて、また特にそれが自分の計画と調和するかどうかについて、とても強大な好奇心をもって知りたがる。
しかしもし司祭が禁欲の人生を生き、そしてそれを貫けば、またキリストの純潔の人生を模倣すれば、その時はどんな馬鹿でも──全く誰でも、と私は思う──次のように理解するだろう。「私はそこに(告解のために)彼のところに行くことができる。そこで私は完全に自分自身を打ち明けることができる。その内容は口外されず、私達二人の間に留まるだろう。もし彼らが彼らの独身を保つことにおいて十分に上首尾なら、彼らはまた沈黙を維持することにおいても有能だろう」。しかし結婚している者に対しては彼らはそのようには感じない。反対に彼らはこう考える。「彼は結婚している。つまり、彼はそれ(独身)を保つことができなかった。だから、彼はどうして...〔邪悪な喜びで笑う〕... 彼はどうして沈黙を維持できるだろう? 彼はどうして自分の舌を抑えることができるだろう? 彼は自分自身の体さえ支配できないのに... 」
E: Tell the truth, nothing but the truth, on behalf of the Blessed Virgin!
J: 独身制はキリストが望んだことだ。それは1ヤードたりとも、また1イオタ(微小)たりとも逸脱されてはならない。結婚した者達は戻って来て(come back)自分の失敗を悔やまなければならない。しかし失敗を悔やむより、彼ら各々が時間というものをすっかり自分の手の中に持った方がいいだろう。その時彼は... しかし、見ての通りだ... [管3]
E: Continue, say what the Blessed Virgin charges you to say; Lucifer has no right to disturb you, he must go away! Continue, say what you must say, on behalf of the Blessed Virgin, and only the truth!
告解のための環境
J: たとえ人々が告解の秘跡を受けに行きたかったとしても、彼らのためにはあまりに少ない機会しか用意されていない。告解の時間は多くても1時間ほどで、且つそれにはごく少数の老人達しか来ていない。〔皮肉な笑い〕
E: Continue, tell the truth, say what you must say, on behalf of the Blessed Virgin!
J: そして司祭達は苛立ってくる。彼らは自らに問う。「こんなに少ない... そして老人だけ? これでは我々はすぐに告白を告解室に置いてくることができるだろう。これはもう、我々も悔悛の儀式(penitential ceremonies)[管4] を導入するしかないのでは?」そして、年老いた人達が告白の祈りを終えて幾らも経たないうちに、これらの司祭達は告解室から立ち去ってしまう。その結果、待っている人達は「急いで告解室に駆け込まないと告白の機会を逃してしまう」と思うようになる。それで、彼らは...〔爆笑する〕
E: 福いなる童貞に代わりて、真実を述べよ! 笑うのをやめよ!
J: ... 彼らは、聴罪司祭が彼らから逃げるだろうとの恐れのために、自分達を適切に準備することさえできなくなる。状況がそうでなければ、彼らは決してそんなことはなかっただろうに。〔大声で笑う〕[管9]
E: On behalf of the Blessed Virgin, tell the truth!
J: 私はもう話したくないのだ。話したくないのだ。
E: Yes! You must speak, say what the Blessed Virgin wishes! You must say right to the end, what the Blessed Virgin wishes, and nothing else!
J: もし司祭達が告白を聞くために数時間という時間を用意することになっていたならば、また、もし司祭が聖金曜日にキリストの死について語るだけでなく人間自身の死についても語る時間を持つことができるならば、彼らは人々に、人間は誰しも必ず死ぬということを、また、彼らは死に備えて自分をよく準備しなければならないということを、思い出させることができるだろう。そのようにして、何千という霊魂が地獄の手から奪われるのである。〔悲しげにため息をつく〕
E: 苛立ってはならない! ... の聖名において、お前にはそのストラを引っ張る権利はない!
J: それは我々が自分の考えでやっていることではない。我々はそうするようにと強いられている。ベルゼブブとルシファーが、我々がお前達を悩ますことを望んでいるのだ。
E: ベルゼブブとルシファー! お前達は消えなければならない! イスカリオテのユダ! お前だけに言う! 福いなる童貞に代わって、…の聖名によりて、語れ!
J: 我々はあらゆるところに無秩序を広げている。何故なら、ベルゼブブがここにおり、我々はあらゆる方法で更なる力を手にしてるからだ。彼はあらゆるところに出掛けて行き、そうすることのできるあらゆる場所に無秩序を植え付けている。
原註
[63] ああ、その通りに違いない! 治療は病気より悪いだろう。とにかくそこにパウロ六世がいるというだけで(彼に力がなかったとしても)、バチカンの教会転覆の動きに対して、時々はガス栓のような働きはする。このようなことの全ては引き続くページの中で明らかになるだろう。そして然るべき時に真実の全体像が公衆の目に明らかになるだろう。
管理人註
[管1] ここで「悔悛の儀式(penitential ceremonies)」という言葉で意味されているのは「共同回心式」のことだと思われます。何故なら、ベルゼブブは1977年6月18日のエクソシズムで、この「penitential ceremonies」という言葉と「collective absolutions(共同赦免式)」という言葉をイコールで結んでいるからです。参照
この問題を私達自身に引き付けるために、以下のページに於いて「collective absolutions」を「共同回心式」と訳します。
[管2] おそらく地獄から!(Perhaps from the nether regions!): ユダのふざけた、あるいは毒づいた言い方だろう。
[管3] この段落は私の英語力が追いつきませんでした。
J: Celibacy is Christ's wish. It must not be departed from, not by a yard, not by an iota. Those who have married must come back and repent of their fault - it would be better if each of them could have his time over, rather than repent of his fault - then he... but as things are...
[管4] 前と同じく「共同回心式」のことだろう。
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