神学生「床にこぼれた御血はぶどう酒に戻るだけ」

或るブログ記事から。(下線は私による付加)
2008年04月15日
御血はぶどう酒に戻るのか?
4月13日(日)。復活節第4主日のミサに与るおんめぐみを頂いた。神に感謝である。
ここのところ、自分の所属する教会では、両形態による聖体拝領が行われている。もちろん、きちんと準備された上での聖体拝領であれば、これほどすばらしいことはない。
しかし、こちらでは、教皇庁典礼秘跡省から厳しく戒められている方法により両形態による聖体拝領が行われている。この日も、ミサ後、侍者を務めた神学生がプリフィカトリウムで床に飛び散った御血を拭っていた
しかし、神学生が言うには「気になさる信徒もいらっしゃるので、拭いておいたのです。床に飛び散り、もう頂くことができなくなったぶどう酒は『御血』ではないのです」だそうである
司祭の手によりパンとぶどう酒がイエズス・キリストの御体と御血に実態変化したのである。床にこぼれるとキリストの御血は、また単なるぶどう酒に戻ってしまうのか?
では、御血はいつぶどう酒に戻るのか?
カリスの中では御血であろう。ホスティアを浸したぶどう酒も御血であろう。そして、そのホスティアからポタリと垂れる瞬間に御血ではなくなるのか? でも、床に飛び散らないように金の受け皿も用意しているではないか……。御血を拭き取ったプリフィカトリウムや御血がこぼれたコルポラーレは、丁寧に下洗いをするし、その下洗いした水は下水に流さないよう香部屋に流し(サクラリウム)が用意されているではないか。では、床に付いたときに御血ではなくなったしまうのか?
そんなに難しいことは訊かないでくださいよ」と神学生は笑っていたが、こちらにとっては、笑い事ではないのである。神学校では何を教えているのか?
ちなみに、この復活節、黙想会に出席した我が母。この黙想会で両形態による聖体拝領についても教えてもらったようで、自分と同様、これからは一切教皇庁典礼秘跡省により禁じられた方法による両形態による聖体拝領は行わない。
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