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聖体拝領時の跪きと舌による聖体拝領
カニザレス枢機卿は「内面的な意味」と言う

2008年12月14日
RORATE CÆLI
この日曜にスペインの日刊紙 La Razón に与えたインタビューの中で、典礼秘跡省の新長官カニザレス・ジョベラ枢機卿(Cardinal Cañizares Llovera)は、典礼の重要問題について次のように語った。
[La Razón:]  それにも拘らずベネディクト16世は、跪いて口で受ける聖体拝領の適切さについて幾つかの場面で繰り返し語って来ました。これは何か重要な問題なのでしょうか、それとも単なる形式の問題なのでしょうか?
[Cañizares:]  いいえ、単なる形式の問題ではありません。御聖体を口で受けることは何を意味しているでしょうか? 至聖なる秘跡の前に跪くことは何を意味しているでしょうか? ミサの奉献の時に跪くことは何を意味しているでしょうか? それは崇拝を意味しており、御聖体の内なるイエズス・キリストのまことの現存を認めることを意味しています。それは尊敬を意味し、全てが天主から来ていることを知っているが故にその御前に平伏せずにおれない者の信仰の態度を意味しています。その時私達は、その驚くべき事を前にして、彼の善性と慈悲を前にして、言葉をなくしたようになるのです。これが、手の上に受けることが、また他のどのような方法も、尊敬をこめた仕方で受けることと同じではないという理由です。跪いて御聖体を受けることと立ったまま御聖体を受けることは同じではありません。何故なら、これら全ての動作は内面にあるものを示しているからです。私達がしっかり把握しなければならないのは、天主の御前に平伏する人間の内面的な態度です。そしてこのことは、教皇様も望んでおられることです。
訳出 2008/12/19
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