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私を世界政府に加入させて下さい(平和の君)

管理人: 以下はモルモン教徒の文章です。モルモン教は異端です。フリーメイソン製だという話さえあります。しかしながら、その本質において良くないどのような組織にも、主観において悪意でない人々というのが居るものです。共産党にもそれが居ますし、フリーメイソンにさえそれが居ます。中には途中で自分達の組織の悪に気づいて脱会する人もあります。そして、私達は提出された情報を提出者と切り離して「それ自体」を見ることができます。その意味で、私はこの記事も参考になるかと思います。
Sign Me Up for World Government
2008年3月23日
Christopher S. Bentley
もう何年も前のことになるが、ある日、私と私の妻は私達の男の赤ん坊のための衣服を求めて近くのリサイクルショップに向かった。妻が幼児用パジャマを幾つか見つけてから、私は本のコーナーをチェックしたいと思い、そのことを彼女に告げた。彼女はなかなか良く出来た女房で、本好きの夫がしばらく本を物色するのを辛抱強く待っていてくれた。
通路を歩いているうち、私は棚の一つにあるハードカバーのシリーズ本に目が行った。それはおおよそのところモルモン教の教本を挿絵入りで子供向けに説明する要約本というようなものだった。
私は棚から一冊取り、ページを繰り始めた。一冊25セントということで、お買い得品のように思えた。私は、自分の小さな息子がそのうち教会に行くようになったら、彼がそこでこの本を読むのも悪くないように思った。よく描かれた挿絵はきっと彼を熱中させ、静かにさせる筈だ。
ページを繰り、そこにイエズスの再臨を描いた挿絵を見た時の私の驚きを想像してみて欲しい。イエズスはその全ての光輝と栄光に包まれて天国から下って来ていた。そして、彼の右には国連ビルがあった。ビルの前には多くの加盟国の旗が一列に並んでいた。
奇妙なことに、そこにはどのような破壊や災厄の痕跡もなかった。地球は平和であるようだった。地の全ての場所のうち、ニューヨークで至福千年が始まろうとしていた。
無理もないと自分でも思うが、私の脳裏に若干滑稽な想像と疑問が浮かんだ。「LDS(Latter-day Saints 末日聖徒)出版」は(この挿絵によって)国連は地上における神の王国であるとでも言いたいのだろうか? キリストは王の中の王だが、やがて国連の長として再臨することになっていると? この考えは、何年もの間、折りに触れて私の脳裏に浮かんだ。
そして、これは今からそれほど前のことではないが、ある日私は二人の兄弟〔訳注:おそらく信仰上の〕と共に、他州に引越すことになったある一人の姉妹〔訳注:おそらく信仰上の〕の荷物をトラックに積み込む作業をするために、その家に行ったことがあった。私達がエレベーターで行ったり来たりする間、彼女は廊下に荷物を積み上げていた。その中で、むき出しのまま廊下の壁に立て掛けられていたものが私の注意を惹いた。それはキリストの絵だった。そのキリストも国連の前に立っていたのである。
インターネットでしばらく検索した後、私は引越し作業の時に見たのと同じ絵を発見した。それは題名を「平和の君(Prince of Peace)」と言い、ハリー・アンダーソン Harry Anderson という人の描いたものだった。アンダーソンの絵の販売サイトでは、この絵にコメントが添えられていた。曰く、キリストだけが「全ての国々に真の平和をもたらすことができる」。
もちろん、絵の受け取り方というものは見る人の主観によって多少違って来るものである(作者自身が特に解説でもしていない限り)。この絵の場合、作者アンダーソンは少なくとも好意的な評価を得ることが多いだろう。何故なら、夢想的なクリスチャンの反戦運動家が全ての国の全ての人々に対する神の配慮を表わすために国連というものが最もふさわしいと考えても、一応は筋が通っているからである。神は実際、彼の全ての子らを心から愛し、全ての者が悔い改め、自らの生活の中に神を迎え入れることを望んでおられるのだから。私達の全てがそのようにするまで世界に平和は来ないというのは全くその通りであるから。
けれども、最初の本、私がリサイクルショップで見つけた本の挿絵に関しては、問題が全く別である。末日聖徒が再臨のイエズス・キリストを描こうとして、彼を国連を中心としたワールドワイドな王国の長の位置に置いたとしたなら、それは明らかに末日聖徒の基本的な考え方について理解をひどく欠いている証拠というべきである。末日聖徒のイエズス・キリストの教会はワールドワイドな王国ではあるだろうが、国連ではないだろう。(ダニエル書の2章44節と『教義と聖約』の65章の2節と5、6節を見て下さい。)
しかし、ともかくこの挿絵画家は国連というものをキリストがその長として立つ精神的な王国として描いたわけであるから、国連というものそれ自体がどのような精神的基盤の上に建てられたのか、また、その最も熱心なサポーターがどのようなものを彼らの信条としているのかを探索してみることには、価値があるであろう。
Planetary Citizens の長であるドナルド・キーズ Donald Keys は、かつて次のように言った。
私達は週に二度、国連で瞑想会を持っています。指導者はシリ・チンモイ Sri Chinmoy です。彼はこの瞑想会についてこう言いました。「国連は神によって選ばれた道具です。選ばれた道具であるということは、神の内的な展望と外的な顕現を表わす旗を持つ聖なるメッセンジャーであるということです。いつの日か世界は(…)国連の精神を、正に自分自身のものとして尊び、愛するようになるでしょう。というのは、国連の精神というものは、全てを愛し、全てを養い、全てを満たそうとするものだからです。」
管理人による挿入
別記事から
ウ・タント(国連の第三代事務総長)からの招きにより、1970年、シリ・チンモイは国連本部での週二回の平和瞑想会を指導し始めた。それは現在も続いている。
しかし、もし国連の精神がキーズの言うように「神によって選ばれた道具」なら、そして、「全てを愛し、全てを養い、全てを満たそうとする」ものなら、その時、人はどのようにして、この事と「主なる神を私達の持てる全ての能力、精神、心、そして力を尽して愛さねばならぬ」という掟とを一致させることができるのだろうか?
国連のもう一人の帰依者は英国の神智学者ベンジャミン・クレーム Benjamin Creme である。彼はロード・マイトレーヤ Lord Maitreya と呼ばれる存在についての提唱者だが、1980年の本『キリストと知恵のマスター達の再臨 The Reappearance of the Christ and the Masters of Wisdom』の中で次のように書いている。
人間の生の身体的構造が再構築される時(…)キリストは人類に現実の全く新しい側面を開示するでしょう。(…)古代の神秘は回復され、神秘の学校は再建され、人間の自己自身についての、自分という存在の目的と運命についての偉大なアウェアネス(気づき)が可能となるでしょう。(…)
キリスト教、仏教、そして他の宗教は、そこから出た人々が死んでゆくに従い、そして、新しい宗教が支持者と主唱者を得て徐々に人間性(humanity)によって建てられてゆくに従い、徐々に、ゆっくりと消え去るようにしながら衰えて行くでしょう。(…)
世界の諸政府のうちの幾つかの最上部に、そして、国連の諸機関のような偉大なる世界的な諸機関に、一人の覚者か、少なくとも第三階梯にある秘儀参入者が存在するようになるでしょう。(…)キリストその人は、そのエネルギーを解き放ちながら為すべき多くのものを持つでしょう。イニシエーター、秘儀の伝授者として、最初の二段階のイニシエーションの中で働くでしょう。そして、新しい世界宗教(New World Religion)の形成を刺激し、啓発するでしょう。
ロバート・ミューラー Robert Muller(国連のかつての副事務総長)は自著『新創世記 New Genesis』の中でグローバル・スピリチュアリティというものを描写しながらこう書いた。
もしキリストが再臨されたら、彼の最初の訪問はおそらく国連にということになるだろう。人類のワンネス(oneness:一つであること)と兄弟的関係についての彼の夢が実現したかどうかを見るために。彼はそこで全ての国からの代表者達に会って喜ぶだろう。
ミューラーのヴィジョンはアンダーソンの絵とほとんど同じ響きを持っている。しかし、クレームの言う「キリストその人」というのが誰のことなのかはっきりしない。私達は「彼はキリスト教を代表しないだろう」と聞かされているだけである。「何故なら、キリスト教はその他の全ての宗教とともに消え去るだろうから」と。クレームによれば、残される唯一の宗教は「人間性の上に立てられた」宗教なのである。神によってではなく。
興味深いことに、ウェブサイト「シェア・インターナショナル Share International *」の記事で、クレームの伝記は彼の精神的な「トレーニング」について次のように言っている。
〔 * 訳注: 日本にもこの組織の支部のようなものがある。シェア・ジャパン
彼は若い頃を通して秘教哲学の様々なものを研究した。特にヘレナ・ブラヴァツキーと神智学協会を通して1800年の後期に明かされた教えを、そしてアリス・A・ベイリーを通して近年明かされた教えを。これらの教えは彼をして知恵のマスター達(この惑星に関する「神のプラン」の管理者である完成された個人達からなる一団のグループ)の実在を信じさせたが、しかしそれでも1959年に彼がマスターの一人からコンタクトされた時、彼は全く驚愕した。彼は特に次のように言われた-------マイトレーヤ(世界教師、マスターの中のマスター)はここ20年ほどの間に再臨するだろう。そして、その際彼(クレーム)は、もしそれを受け入れる気があるならば、一つの役割を演ずることになるだろう、と。
それから10年以上経った1972年、クレームは彼のマスターの指導のもとで、彼の来たるべき仕事のために彼自身を準備させる困難なトレーニングを始めた。来たるべき仕事とは、懐疑的な世界に向かって今まで全ての宗教信者から様々に違った名(キリスト、メシア、イマーム・マフディー、クリシュナ、マイトレーヤ・ブッダ)のもとで待望されて来た彼-------「世界教師」-------の到来を告げることであった。クレームの知恵のマスターとの恒常的な接触は、彼にマイトレーヤの到来に関する最新の情報を与え、更にこの真実を発表するために必要とされる完全な信念を与えている。
クレームの自伝によると、彼の研究は「特に」へレナ・ブラヴァツキーとアリス・A・ベイリーの教えに集中したという。
では、これらの女性はどのような人達なのか。
ヘレナ・ブラヴァツキー Helena Blavatsky(彼女は1875年にニューヨークで神智学協会を立ち上げた)は無骨な調子で次のように書いている。
「Sa'tan」(「サタン」また「敵」を意味するヘブライ語)は(…)お追従と知恵の言葉しか言わない蛇にではなく、まさしく他の全ての神々にとっての最初の最も情け容赦のない「敵」に属する。(…)創世記を解く鍵がひとたびわれらの手に入れば、科学的で象徴的なカバラがその秘密を明かす。エデンの園の偉大な蛇と「主なる神」は同一である。(…) サタン、創世記の蛇は、真の創造主であり私達の恩人であり、「霊的な人類の父」である。何故なら、伝えられているように、エホバによって作られた自動人間(アダム)の目を開いたのは(…)彼だからである。エホバの敵、(…)彼は、「秘教的真理」において今まで通りの愛すべきメッセンジャーである。(…)彼はわれわれに肉体的な不死性の代わりに霊的な不死性を与えた。
ブラヴァツキー婦人の死後、アニー・ベサント Annie Besant がその後継者となり、神知学協会の運動の責任を担うことになった。ベサントはマルクス主義者であり神智論者であったが、彼女の親友であるジョージ・バーナード・ショーから英国のフェビアン協会に入るよう招待された。
ベザントの神知学の継承者が他ならぬアリス・ベイリー Alice Bailey だった。彼女がどのような精神性を提唱しているのかが人々に確かに伝わるように、アリス・ベイリーとその夫フォスターは「ルシファー出版社 Lucifer Publishing Company」という会社を作った。それは『ルシファー』という名の定期刊行物を発行した。しかし、この会社名は当時の一般市民から不評を買ったので、ベイリー夫妻はのちに「ルシス出版社 Lucis Publishing Company」と改めた。(この出版社はルシス・トラスト Lucis Trust の一部である。)
ルシス・トラストは現在も存在しており、会員数は6000名ほどでしかないが、「国連経済社会理事会 UN Economic and Social Council の顧問」としての地位を享受している。
ベイリーの組織が国連の「顧問」として以外国連にどの程度の影響力を持つのか分からないではないかという疑問があるなら、今から数年前に国連が出したレポート、『新国際経済秩序:精神的な急務 The New International Economic Order: A Spiritual Imperative』を見てみよう。
そのレポートで、筆者は宣言している。
今日、スピリチュアリティについての新しい理解が生まれようとしている。 人間性を向上させようとする努力は、その性質上、その全てがスピリチュアルなものである、という理解である。アリス・ベイリーは言った、「それは現在の達成地点を超えたところにあるスピリチュアルなものです」と。(…)スピリチュアリティに関するこの新しい理解が得られれば、国連の仕事は(…)人間性の全体的進化の展開という視座で見られることになる。国連の仕事はまったくスピリチュアルなものである。それは文明の未来にとって深い意味を持つものである。
このように、国連自身の告白によって、アリス・ベイリーの仕事が国連の働きを含む「人間性の進化的展開」であったことが分かる。
国連のスピリチュアルな根源についての最近の分析がある。
1947年、ジョン・D・ロックフェラー三世 John D. Rockefeller III は、将来の国連本部のための土地を購入するために国連の事務総長に850万ドル(a lot of money back then!)の小切手を渡した。〔訳注: 括弧内、訳せず〕
In 1947, John D. Rockefeller III gave the UN’s secretary general a check for $8.5 million (a lot of money back then!) to purchase land for the future UN headquarters.
ロックフェラーはまた、マンハッタンにある米国聖公会の聖ヨハネ大聖堂にある「理解の寺院 The Temple of Understanding」を後援するのが適当と考えた。
理解の寺院は1960年代に「スピリチュアル方面における国連の対応物」として創立された。そのスポンサーの一人が他ならぬジョン・D・ロックフェラーであった。
国連の「瞑想の間」
米国聖公会の聖ヨハネ大聖堂は、もう一つの重要な組織の本部でもある。それはリンディスファーン・センター Lindisfarne Center というもので、その仕事はロックフェラー兄弟基金とロックフェラー財団などからの補助金によって支えられている。
では、リンディスファーン・センターのスピリチュアルな価値は何に基づいているのだろうか。
その重役の一人であるデイビッド・シュパングラー David Spangler は自著『キリストについての考察 Reflections on the Christ』の中で次のように書いている。
ルシファーはわれわれに全体性(wholeness)というギフトを与えようとしている。もしわれわれがそれを受け入れたなら、彼は自由であり、われわれも自由である。これがルシファーのイニシエーションである。それは多くの人々が、今や、そしてこの先、出会おうとしているものである。というのは、それが新時代のイニシエーションだからだ。
彼は続ける。
ルシファーはキリストのように人間の意識の扉の前に立ち、それをノックしている。(…)もし人が「お入り下さい。私はあなたを愛と理解とをもってもてなします。そして、溢れる思いをもってあなたをキリストの光と存在において誉め称えます」と言うならば、その時ルシファーは再び別のものになる。彼はその時、素晴らしいもてなし、最終的なもてなし、知恵の光をもたらす存在となるのである。
キリスト教の伝統的な実践者は、シュパングラーの言葉はそれが耳に聞こえる通りに冒涜的なものであり、将来におけるキリストとサタンの和解を提唱しているなどというものではないのだということを理解しなければならない。彼は、実際は、別のキリストのことを話しているのである。
ウィリアム・アーウィン・トンプソン William Irwin Thompson(リンディスファーン協会の創設者)は、ルシファー信仰の熱狂者達が真のキリストの支持者達のために何を計画しているかについて説明している。
キリスト教原理主義者の時代が終わる正にその時、独立主権国家も、私有財産権を持ったその個人達と共に終わるのである。
これら全てから私達はどう結論すればいいだろうか。
〔以下、省略〕
2009/10/03
だから、こうなのです。
何様! 国連!
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