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自発教令 Summorum Pontificum に依拠しつつ伝統的ラテン・ミサを要請することの提案及び手紙のサンプル

2007年7月20日
Una Voce 国際連盟 アメリカ支局
中西部州の教区司祭から寄せられたアドバイス
私はまずあなたに Summorum Pontificum(スンモールム・ポンティフィクム)を読むことを勧め、そして特にその中の十二個の条項に着目しつつそれを読むことを勧めます。Summorum Pontificum
手紙を書く前に、あなたの教区では誰が伝統的ラテン・ミサに関心を持っているかを少し時間を取って把握して下さい。そしてまた、トリエント・ミサを司式することに関心を持っている司祭の誰かに話すことが必要です。場合によってはあなたの司祭と直接話し、あなたの教区でトリエント・ミサを挙行してくれるように非公式に要請することもできるかも知れません。そうすれば手紙を書く必要はなくなります。司祭との親しい会話は、堅苦しい手紙によって運動することよりも好まれます。
もし、あなたの司祭がもっと正式なアプローチにもより良く応じるようであれば、あなたはまずあなたの司祭に──司教ではなく司祭に──手紙を書かなければなりません。
あなたが登録されている教区の司祭に書き送って下さい。もしあなたが教区に登録されていないなら、手紙を書く前に、あなたの居住地にある教区に登録することをお勧めします。教区への登録は、そこに毎週出席することを義務付けるものではありません。
私は、この初期の段階では、より多くの手紙が書かれた方が良いと思います。各々の人が各自手紙を書くべきです。それはつまり、夫も書き、妻も書く、それぞれ別々に書くということです。子供達も書くことができます。彼らは八歳になればミサで聖書朗読をする能力があると考えられています(実際ミサでしばしば見られるように)。彼らは確かに彼らの司祭に手紙を書くための十分な年齢に達しています。
◎ たとえ過去にあなたの要望が却下されたことがあったとしても、礼儀正しくして下さい。
◎ 端的に、要望に的を絞って書いて下さい。一つの段落で十分でしょう。一ページでは長過ぎます。不満や他の問題は含めないで下さい。
◎ ミサは、日曜のものも、平日のものも、両方願って下さい。このことはあなたに、ミサへの毎日の出席を、毎週の出席を、毎月の出席を、義務付けるものではありません。
トリエント・ミサを好む人であれば誰でも、この要望書を書くことができます。あなたは、あなたがどれくらいの頻度でミサに出席するつもりであるか、ということまで述べる必要はありません。
◎ あなたの要望が Summorum Pontificum の第5項の1と2、第7項に基づいたものであるということを書いて下さい。
◎ もしあなたが、トリエント・ミサを提供したいという気持ちがあり、またそうする能力のある司祭を知っているならば、そのことを書いて下さい。あなたの司祭はそうすることのできる司祭を知らないかも知れませんから。
返事が返って来るまで一ヶ月待って下さい。もし一ヶ月待っても返事がなかったら、その司祭に再び同じ手紙を書き送って下さい。そしてもう一ヶ月待って、それでも返事がなかったら、司教に手紙を書いて下さい(下記のサンプル参照)。
司祭に送ったあなたの手紙を、そしてもし司祭から返事を受け取ったならばそれも、コピーして保存して下さい。教区の誰か一人が手紙を出した人全員の手紙のコピーを持っていることは価値があります。これはこの問題が次の段階に進んだ時に役立ちます。
もしあなたの地域に Una Voce(ウナ・ヴォチェ)の支部があれば、必ず参加するようにして下さい。www.unavoce.org. を見て下さい。あなたの地域でそれらに接触するための他の情報は次の場所にあります。http://www.lumengentleman.com/motucontacts.asp
司祭への手紙の例
親愛なるDoe神父様。
教皇ベネディクト16世の最近の文書『Summorum Ponitficum』の第5項の1と2、及び第7項に基づいて、私は、あなた様が聖クリストファー教区において福者ヨハネ23世の典礼書に従ったミサを挙行されることを要望するために、この手紙を書いています。私は、ミサのこの特別の形態が、日曜、祝祭日、そして週日に提供されることを要望します。私はFred神父様を存じ上げておりますが、彼は、彼にはこの形態のミサを提供したいという気持ちがあり、またそうすることができる、とおっしゃっておられます。もし、あなた様がおできにならなければ、おそらく彼が、そのミサを立てるために私達の教区を訪れることができると思います。
あなた様のご配慮に感謝申し上げます。
キリストにおいて。
マイケル・ジェームズ
もし、あなたが二ヶ月の間に司祭に二通の手紙を出して、そして否定的な返答を受け取ったならば、あるいは全く返答を受け取らなかったならば、次のステップは司教に手紙を書くことです。
この段階において、信者のグループを作ることは更に重要になります。自発教令が教区の信者グループが司教に書き送ることについて言及しているからです。でも必要以上にはやらないで下さい。会議を開催する必要はありません。グループに名前を付けて下さい。そしてこの問題に関心を持っている人達の氏名、住所、電話番号、Eメールアドレスなどを集めて下さい。これでグループができます。
あなたがそのグループの一員であることを述べながら、個人的な手紙を書いて下さい。もしあなたがグループを作ることができなかった場合でも、かつてあなたの教区でこのミサを願った人がいることを知っているなら、そのことを礼儀正しく述べて下さい。
◎ あなたが司祭に出した手紙のことを書いて下さい。何時出したのか、そしてそれに対する司祭の反応についても。
◎ もしあなたが過去に、その司教にトリエント・ミサを願って、そしてその願いが叶えられなかったということがあるならば、そのことについても礼儀正しく書くことができます。
◎ あなたの教区でのトリエント・ミサを求めることに加えて、司教に、彼が聖堂付司祭を任命するように、あるいはこの特別の形態のミサのための特別な教区を設置するように、求めて下さい。司祭への手紙の中にはこのようなことを書いてはなりません。何故なら、このようなことをする権限を持っているのはただ司教一人だからです。
ここでも手紙をコピーして保存して下さい。そして司教からの返事があれば、それもコピーして保存して下さい。
またここでも一人の人が全員の手紙のコピーを保存して下さい。
そして以前したと同じ手順に従って下さい。返事が来るまでに一ヶ月待って下さい。もし一ヶ月しても返答がなければ、その司教に同じ手紙をもう一度送って下さい。そしてもう一ヶ月しても彼が反応しなければ、教皇庁立エクレジア・デイ委員会(下記参照)に手紙を書いて下さい。
司教への手紙の例
閣下。
私は『聖クリストファー教区福者ヨハネ23世会』の一員です。教皇ベネディクト16世の最近の文書『Summorum Ponitficum』の第5項の1と2、第7項、及び第10項に基づいて、私は、あなた様が聖クリストファー教区において、あるいは他の近隣の教区において、福者ヨハネ23世の典礼書に従ったミサを挙行されることを要望するために、この手紙を書いています。Doe神父様には、私はここ二ヶ月間の間に二度、手紙を書き送りました。しかしお返事は頂けませんでした。[あるいは... 私はDoe神父様に手紙を書き送りましたが、彼は私達のためにこのミサを提供することを辞退されました。] 私は、この特別の形態のミサが、日曜、祝祭日、そして週日に提供されることを要望します。私はあなた様に、この特別の形態のミサのために属人小教区を設置して下さること、あるいは聖堂付司祭を任命して下さることを要望します。私は、この形態のミサを提供したい、そしてそれが可能である、と言っている一人の司祭、Fred神父様を存じ上げております。
私は、私が過去数年の間に三度、あなた様にこの問題についてお手紙を差し上げたと記憶しておりますが、最近の自発教令の光に照らされて、私は再度お手紙を差し上げるのが適当であろうと思いました。
あなた様のご配慮に感謝申し上げます。
キリストにおいて。
マイケル・ジェームズ
もしあなたが二ヶ月間の間に二通、司教に手紙を書き送り、そして否定的な返事を受け取るか、あるいは全く何の返答も受け取らなければ、次のステップは教皇庁立エクレジア・デイ委員会に手紙を書くことです。
この段階においては、あなたが信者グループの一員であるということは極めて大事になります。
グループメンバーの各人が、エクレジア・デイ委員会に向けて手紙を書くべきです。
◎ あなたの教区、あなたの司教区、そしてあなたの属するグループの名前を手紙の中に書いて下さい。
◎ あなたが既に司祭に二度、そして司教にも二度、要望書を提出した事実を書いて下さい。そして彼らの返答(それがあったならば)についても書いて下さい。もしあなたが以前の年においてもこのミサについての要望を出したことがあれば、そのことも書いて下さい。
◎ あなたのグループが聖堂付司祭を、あるいは属人小教区を与えられるように要請して下さい。
◎ その手紙に、あなたの司教に宛てた手紙のコピーを添付して下さい。
これらを個人的に送らないで下さい。せめて一人の人に添え状を書いてもらって下さい。グループ・メンバーの各自がエクレジア・デイ委員会に向けて書いた手紙を全て同封し、また過去各自が各自の司教に宛てて書いた手紙のコピーもそれに添えて、一つの郵送の中にまとめて送って下さい。
もし既に日曜のトリエント・ミサを与えられていたとしても、あなたのグループが毎日のトリエント・ミサを望むならば、聖堂付司祭か属人小教区を与えてくれるように要望して下さい。
教皇庁立エクレジア・デイ委員会への個人的な手紙の例
November 15, 2007
Pontifical Commission Ecclesia Dei,
His Eminence Cardinal Dario Castrillon Hoyos,
President, Piazza del Sant' Uffizio 11,
00120 Vatican City, Italy
Your Eminence:
私はアメリカ合衆国イリノイ市司教区の聖クリストファー教区の信者です。また私は『イリノイ市司教区福者ヨハネ23世会』の一員でもあります。
私は謹んで、私の教区における、あるいはその近隣の教区における、福者ヨハネ23世のミサ典書に従ったミサの挙行を支援して頂けるよう、あなた様に要望致します。私は今迄、私の司祭であるGregory Doe師及び私の司教であるEvan Thomas師に繰り返し要望書を提出致しましたが、彼らから肯定的な返答を受け取ることはありませんでした。[あるいは... 私達の司祭であるGregory Doe師は、この特別な形態のミサを日曜に一度、ご親切に私達に提供して下さっていますが、私達はこの形態のミサが毎日挙行されることを希望しています。][あるいは... 私達の司教であるEvan Thomas師は、この特別な形態のミサを日曜に一度、私達の教区とは別の教区においてご親切に提供して下さっておりますが、私達はこの形態のミサが毎日挙行されることを希望しています。] 閣下は、私達のグループに聖堂付司祭を、あるいは属人小教区を置くことが適当とお考えでしょうか。このことは、毎日立てられるこの特別の形態のミサに与ることができるためだけではなく、この初期の儀式に則って提供される結婚式、葬儀、その他の秘跡を定期的に受けることにおいて、私達を多大に助けます。私達の司教区には[あるいは... セントラル・シティ司教区には]、私達のために聖堂付司祭になる気持ちがあり、またそれが可能である司祭、Fred Johns師がおられます。
あなた様に神の御恵みと御祝福とがありますように。
キリストにおいて。
マイケル・ジェームズ
添え状の例
閣下。
私はアメリカ合衆国イリノイ市司教区聖クリストファー教区の信者です。また『イリノイ市福者ヨハネ23世会』のメンバーでもあります。
ここに私達のグループのメンバー達からの手紙を同封します。その中で私達は、私達が福者ヨハネ23世のミサ典書に従ったミサを持つことができますように、あなた様のご支援を謹んでお願い申し上げるものです。私達はこれまで、私達の司祭と司教に、繰り返し要望を提出してきましたが...
(以降、前出の個人的な手紙の例と同様に続けて下さい。)
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