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アメリカの典礼司教委員会 2

参考のために訳してみただけです。
アメリカ合衆国カトリック司教協議会
 
典礼委員会
典礼司教委員会2002年7月ニューズレターより
奉献における適切な姿勢についての説明
ここ数週間のうちに、典礼のための事務局は、ミサ中の奉献の部分における信者の適切な姿勢に関して、いくつかの質問を受けました。ローマ・ミサ典礼書のアメリカ合衆国における適応に関する取り決めは、2002年4月25日(2002年5月の司教典礼委員会のニューズレター参照)に発表されましたが、それ以前に既に実施面において幅広い多様性があったために、この問題においてある種の混乱が存在していることは理解できます。
この問題に関しては、司教団によって、ローマ・ミサ典礼書の総則の第42項が次のように適応されました。
アメリカ合衆国の管轄管区においては、信徒は、健康上の理由、スペースが足りない時、あまりに信徒数が多い時、あるいは他のもっともな理由がない限り、感謝の賛歌を歌うか唱えるかしてから奉献の結びのアーメンまで、跪いていなければなりません。司祭が奉献の後で片膝をつく時、跪かない人々は深く一礼するべきです。
奉献の間の信徒の合法的な姿勢は、「健康上の理由、スペースが足りない時、あまりに信徒数が多い時、あるいは他のもっともな理由」によってそうすることができない場合を除いて、跪くことだけです。何が「他のもっともな理由」と見なされるかについては、教区司教によって適切に考慮されます。
しかしながらこの言い回しは、奉献の間の姿勢の均一性を図るために、司教達によって時々、特別な場合に採用されたに過ぎません。アメリカの監督管区において奉献の間立っていることが許されるのは、例外と特殊な場合のみであり、それ故決して、通常の基準ではないということです。
新ローマ・ミサ典礼書とアメリカ合衆国の監督管区のために承認され確定された適応は、ミサ聖祭における信者の姿勢に関していくつかの小さな変更を加えました。ローマ・ミサ典礼書の総則は、人々の姿勢は「祭儀全体が優美さと高貴な簡素さによって輝き、祭儀の個々の部分の正しく十全な意味が理解され、全員の参加が促されるよう努めなければならない」(第42項)と述べています。それ故、「個人の好みや自由裁量」(第42項)よりも典礼書等によって定められた姿勢の方に、より精密な注意を払わなければなりません。
ミサ聖祭における適切な共通の姿勢についての指導を助けるために、次のチャートが提供されます。これらの規定はまた、近い将来、信徒向けの指導書の中にも取り込まれるでしょう。
ミサの始めから第一朗読の前まで
起立
第一朗読から詠唱(アレルヤ唱)の前まで
着座
詠唱(アレルヤ唱)から福音書朗読の終りまで
起立
説教
着座
信仰宣言から共同祈願まで
起立
信者による奉納から司祭の祈りへの招きまで
着座
司祭の祈りへの招き(皆さん、このささげものを・・)から、「聖なるかな、聖なるかな」の祈りまで
起立
「聖なるかな、聖なるかな」の直後から奉献の最後のアーメンまで(注1)
跪き
主の祈りから「神の小羊、世の罪を除きたもう主よ..」の終りまで
起立
「世の罪を除きたもう主よ..」の終り(「見よ、神の小羊」の時)から聖体拝領の手前まで(注2)
跪き
聖体拝領(注3)
起立
聖体拝領後の聖なる沈黙の間
着座
又は跪き
拝領後の祈りから閉祭まで
起立
(注1)健康上の理由、スペースが足りない時、あまりに信徒数が多い時、あるいは他のもっともな理由によって不可能な場合、人々は立っていることができます。
(注2)教区司教は、アニュス・デイの後(「見よ、神の小羊」の時)に人々が立っているように定めることができます。
(注3)聖体拝領のための基準は、立つことです。拝領者は、跪くことで聖体拝領を拒否されてはなりません。むしろこのような場合は、拝領者がこの基準の意味について教えられるように方向づけられなければなりません。
立って聖体拝領する時、拝領者は主の御からだを受ける前に、頭を下げるべきです。両形態における拝領の時は、拝領者は、主の御血を受ける前にも頭を下げなければなりません。御聖体は、拝領者の意志により、舌に受けるか又は手に受けられます。
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