ドイツ語
22. シスター・ファウスティナ・コワルスカ [1]
福者〔現在は聖人〕ファウスティナ・コワルスカは一位の天使によって地獄の溝に導かれた。以下は彼女自身の言葉である。
私は今日、一位の天使によって地獄の溝に導かれました。それは大きな拷問の場所です。それは何と巨大で、また何と広大なことか! 私が見た拷問の種類は……
地獄を構成する第1の拷問は、神の喪失です。
第2は永遠の後悔です。
第3は、状況が決して変わらないということです。
第4は、それを殺すことなく霊魂を透過する火です。それは恐ろしい苦しみです。というのは、それは神の怒りによって点火された純粋に霊的な火だからです。
第5の拷問は、いつまでも続く暗闇と猛烈な臭気です。そして、暗闇であるにも拘らず、悪魔と滅ぼされた霊魂は、互いの姿を見、そして互いの悪を見、また他の者らの悪をも見ます。
第6の拷問は、絶えずサタンの傍に置かれることです。
第7の拷問は、恐ろしい絶望、神への憎しみ、醜い言葉、呪い、そして冒涜です。
以上これらは、滅ぼされた全ての人々が一緒に苦しむ拷問です。しかし苦しみはそれで終わりではありません。それぞれの霊魂のために予定された特別の拷問があります。それは感覚の拷問です。霊魂は、自分が犯した罪の種類に応じた仕方で、恐ろしい、言いようのない苦しみを受けます。
それぞれに異なった苦しみのある、拷問の洞穴、また窪みがあります。これらの拷問の情景をまざまざと見た私は、もし神の全能が私を支えて下さらなかったら、死んでいたことでしょう。罪人達に、罪を犯す時に利用した感覚に応じた仕方で、全永遠に亘って拷問されるであろう、と教えて下さい。
私は神の命令でこれを書いています。誰一人、「地獄などない」などと、あるいは「今まで誰もそんなところに行ったことはない。だから、誰もそこがどんなところかなんて言えるはずがない」などと、言い訳をすることのないようにしましょう。
シスター・ファウスティナの日記(741)より
管理人注
[1]  英訳版のみの付録だろうと思います。
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