2016.06.04

モルモン教とは何であるか Part 5

儀 式

注1)私は、ものの本質を見るために音声や言葉は邪魔になる場合があると思っているので、ここでも動画は無音にしてあります。が、音声のある元動画へのリンクを貼っておきます。

注2)このような動画は、フリーメイソン自身・モルモン教会自身が作成したものではないでしょう。それらを脱会した者たちの証言に基づいて作られたものでしょう。おそらく。

MASON

元動画(音声あり)/  元動画(音声あり

Duncan's Masonic Ritual and Monitor,
by Malcolm C. Duncan [1866]

Illustrations of Masonry,
by William Morgan, [1827]

注)モルモン教は現在、この動作を行なっていないようです。1990年に儀式の中から削除したらしいです。しかし、それで済む話ではありません。これがこの宗教の “出自” を示すものであることには変わりがありません。

James D. Wardle demonstrates the pre-1990 Temple Penalties参照

Illustration of a Mormon male in LdS Temple Garments making the hand gestures that accompanied the blood oaths that were a part of the LdS Endowment Ceremony until 1990参照

Photo of Mormon woman is from Mormonism, Masonry and Godhood, by Dr. Cathy Burns, Sharing Publishing, Mt. Carmel, Pennsylvania)参照

この動作の意味は、フリーメイソンに於いてもモルモンに於いても「もし私が誓いを破ることがあるならば、その時、私の人生に苦しみが訪れてもかまいません」というような意味のようです。英語の資料の中ではしばしば「Penal Sign(刑罰のサイン)」と呼ばれています。
そして、儀式の中でフリーメイソンとの類似が見られるのは、この動作だけではなく、例の “握手の仕方” とか、抱擁し合う仕方とか、いろいろあるのだそうです。

下 着

Wikipedia

Temple garment

1879年頃のテンプル・ガーメント

モルモン教の教義に依れば、ガーメント〔下着〕の上のこれらの印は聖なるシンボルである。このシンボリズムの一つの要素として、直角定規とコンパスというフリーメイソンのシンボルとの結び付きが言われている。ジョセフ・スミスは、彼がエンダウメント・セレモニーを導入するおよそ7週間前、フリーメイソンに入会した。

According to Mormon doctrine, the marks in the garments are sacred symbols. One proposed element of the symbolism was a link to the Square and Compasses, the symbols of freemasonry, to which Joseph Smith had been initiated about seven weeks prior to his introduction of the endowment ceremony.

The Mormon Curtain(an Ex-Mormon Blog

Blood Atonement
血の償い

上で見た「私の人生に苦しみが訪れてもかまいません」の動作(Penal Sign)に関連してですが、昔は(と言えるのかどうか)実際、「Blood Atonement(血の償い)」という教義(?)のようなものがあり、それに伴う行為もあったようです。

「罪の概念は中世の哲学が聖書の内容を悲観的に解釈したものである、という考えを徐々に刷り込むことによって」

フリーメーソンの雑誌『Humanisme』1968年11月/12月号 より

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