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黒い手袋を使った手による聖体拝領の実験 Part 2

Part 1

John Zuhlsdorf 神父
2009年3月17日
手による聖体拝領に関する前回の記事(そこには、聖変化されていないホスチアを黒い手袋の掌に置く前と、置いてから取り去った後の、それぞれ二つの状態を写した写真がありました)に多くのコメントが寄せられました。
一部の人達は、この写真による検証はおそらくあまり適切に行われなかっただろうとの疑念を表明しました。
別の読者は──神学生ですが──この問題を自分に引き寄せ、自分で同様の実験をしました。ここに、彼から送られてきたメッセージと写真があります。写真はクリックすると拡大されます。
私は最近、神父様がご自身のブログにアップされた「黒い手袋の実験」の写真を見ました。そして、一部の人達がこの実験に投げかけた異議も読みました(彼らは、あらかじめ手袋にほこりがついていたのではないか、などと感じたようでした)。その疑念を解決するために、私は、きれいな黒い革の手袋を使って同様の実験をしてみました。結果の写真を「ビフォー」「アフター」として示しました。私の実験方法に興味のある人達のために言うと、私は以下の方法をとりました。
  1. 実験を3回繰り返しました。
  2. 各実験に入る前に、ほこりも、他のどんな汚れもないことを確認しました。
  3. 新しい、聖変化されていないホスチアを、手袋の掌にそっと置きました。そして、通常のミサで見られるような手による聖体拝領を再現しようとしました。つまり、初めにホスチアを掌に乗せ、数秒後にそれを取り去りました。私は過度の力を加えませんでしたし、どのようにも、ホスチアを手袋に擦りつけるようなことはしませんでした。
  4. 結果は3回とも非常に似ていました。4個から10個のパン(ホスチア)の欠片が肉眼でもはっきりと確認できました。
次が、この神学生から送られてきた写真です。
ビフォー
ビフォーのクローズアップ
ホスチアを置く
アフター
管理人: この写真を見ながら、ホスチアを掌から口に運んだ後の数秒間にどのようなことが起こるか、考えてみて下さい。
他の参考ファチマ・クルセイダー「ある聖体奉仕者の告白」
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管理人
次のように言う人は “乱暴” です。
「ホスチアをたとえ口で受けたって、また、たとえその時パテナを使ったって、ホスチアのなにがしかの欠片が下に落ちることに変わりはないだろう。だから、手で受けようが舌で受けようが──〈同じ〉だ」
その “乱暴さ” は実のところどういうことかと言えば、心に大切なものを持っていない、ということです。
確かに、ホスチアを口で受けても、ホスチアのなにがしかの欠片が床に落ちることは、なくはないでしょう。この世では、その種のことで「100%」はあり得ないのです。
しかし、人は何かを大切にしていれば、当然、「なるべく」とか「出来得るだけ」ということを考えるものです。この場合は、「出来得るだけ、御聖体を穢す危険を避けよう」と思うものです。
それで、危険度の「1%」と「10%」は〈同じ〉ではありません。そして、手による拝領の場合、おそらくその危険度は「10%」で済むものではありません。
「100%」に限りなく近いのでは?
黒い手袋には目視できるほどの欠片が多く付いたのです。
すなわち、上のような実験のことを「馬鹿げたもの」と思う人は、おそらく、次のような記事を読んでさえ、大して心を動かさない人でしょう。
2009/11/25
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