2009.11.13

デイヴィッド・メイヤー牧師の識別

どうでもいい話なのだが・・・
デイヴィッド・メイヤー(David J. Meyer)というプロテスタントの牧師さんが、今年8月の自身のニューズレターで次のようなことを書いている。
今日どこに、本物のキリスト教があるのでしょう?
殆どの人は、間違った門を叩きます。
主流である「キリスト教」は悪魔的な力によって捕らえられました。
最近、ローマ法王はイスラエルへの旅行中に衝撃的なスピーチをしました。
このスピーチをしている法王の写真は、薄いカーテンの後に男性の暗い像がはっきりと写っていました。
その男は背が高くおよそ3mくらいに見え、法王の背後に立っていました。
これは、普通の人でありません!
実は、サタンを見たと言う全てのオカルティストの報告によると、背の高さ3mで暗い影の姿が見えるようです。

奇妙な秘密の力は、この古代の土地で働いていることが明らかです。
法王は、嘆きの壁で祈り、驚くべき宣言をしました。
彼は、バチカンがユダヤ人に布教するのをすぐに中止し、彼らを宗教転向させる努力はしないことを明確に発表しました。
> このスピーチをしている法王の写真は、
> 薄いカーテンの後に男性の暗い像がはっきりと写っていました。
ひょっとして、この写真のことか?
断定はできないが、もしこの写真のことなら、やめてもらいたい。
何故なら、真相はこうだから。
2009年5月12日、エルサレムの Heichal Shlomo にて。
> 彼は、バチカンがユダヤ人に布教するのをすぐに中止し、
> 彼らを宗教転向させる努力はしないことを明確に発表しました。
これについては、教皇様は少なくとも “そう受け取られても仕方がない言い方” をなさったのではないかと思う。この辺の教会の感覚は、“人間的気遣い”(歴史的・政治的 “配慮” )が教義を押しのけるほどになってしまった第二バチカン公会議以降、おかしくなっているから。
例えば、前教皇様が1986年、ローマのシナゴーグでの演説で、「あなた方は私達の兄にあたります」と語りかけたこと、現教皇様が2005年、就任ミサの説教(参照)でさっそく、「わが兄弟姉妹であるユダヤ人の皆様、わたしたちは皆様と偉大な霊的遺産によって結ばれています。この遺産は、神の取り消すことのできない約束に基づくものです」とおっしゃったこと(この言葉は表面上、米国聖公会のショリ総裁主教の言葉をさえ連想させる! 参照)、そして最近では、アリンゼ枢機卿が今年のFABC(アジア司教協議会連盟総会)で、「改宗は教会法によって禁じられています(Proselytism is forbidden by canon law)」と言って物議をかもしたことなど。
これらについてもっと書くべきなのかも知れないが、やめておく。この記事は95%の(数字は適当)「普通の」カトリック信者の目には入らないし、また、4%の自称「保守」のカトリック信者達だって、どうせ聞く耳を持ちやしないんだから。
と思ったが、最後のアリンゼ枢機卿様の一件について以前書いたものを掘り起こしておく。
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