1977年7月13日
E = エクソシスト
B = ベルゼブブ
免 償
E: 免償についてはどうなのか? ある教皇は別の教皇が与えた免償を廃止することができるのか? …の聖名によりて、真実を、真実のみを述べよ!
B: 彼はその免償はもはや有効ではないと言うことができる。... しかしそれは有効であり続ける。
E: 何故それらは有効であり続けるのか? 教皇は今も結ぶ権能と解く権能を持っている筈だ。…の聖名によりて、答えよ!
B: 彼がそれを絶対的に望んだのでない限り、解く権能が完全に発動されたとは言えない。彼女が私にそう言わせる [21]
E: 真実を語れ!
B: それが完全な真実だ! [22]
誤 解
E: 我らは天主のご意志、福いなる童貞のご意志を実行せんと望むものである。我らは福いなる童貞のご栄光のために働かんと望むものである。
B: そうだ。お前達はそれを望んでいる。我々はそれを知っている。しかし、それはお前達に誤解されることをもたらすだろう。我々はお前達にそう言っている。
E: しかし我々は福いなる童貞のご栄光のためにそれらの誤解を受け入れることができる。
B: お前達はそれを教会のために捧げなければならない。キリストの十字架と一致して、お前達のために流されたキリストの血を通して、またそれと共にである。... また、マリアの汚れなき聖心を通してである。お前達はそれを教会のために捧げなければならない。... お前達にとって大き過ぎる犠牲などというものは何一つあってはならない。
E: 我らは聖母がお前にこのことを言わせたことを聖母に感謝する。
B: それは全ての感謝の及ばぬことである、と彼女が〔上を指差す〕私に言わせる。しかし、何が全ての感謝の及ばないものだろうか? それはおそらくキリストの十字架上での死ではないか? ... それはお前達の感謝の範囲に入っているか? 彼が彼自身の人々によって侮辱され、不潔な言葉によって覆われた時… かつては彼に「ホサナ!」と叫んだ人々によってそうされた時… それはお前達の感謝の範囲に入っているか? お前達は(キリストより)遥かに価値のない者である。
上のあそこにいる婦人が私に言わせる。彼が十字架上の死を苦しんだように、彼がそれら全てを耐え忍ばねばならなかったように、お前達もまた彼の足跡に倣い、お前達自身に向けられるそれらの誤解を受け取らなければならない。... そのようにして立ち起こった状況が上のあそこの彼らが望む地点に達するまでである。... 偉大な婦人がはっきりと望む地点に達するまでである。これが彼女が私に言わせることである。〔苦しげに呼吸する〕
花崗岩と同じほど硬くあれ
E: For the glory of the Blessed Virgin, say what She still wishes you to tell us, in the name... !
B: 再び、彼女は私に言わせる。花崗岩と同じほど硬く(hard)あれ! 鉄と同じほど揺るぎなく(firm)あれ! 大理石と同じほど剛直(inflexible)であれ! 一段また一段と、善を実行せよ。... 右も左も、東も西も、前も後ろも、見てはならない。... ただひたすらに上を見、彼女が〔上を指差す〕望むこと、また真理であるところのものだけを見よ。そしてこのことは彼女に向かうことを意味する。これが偉大な婦人が私に言わせることである。
E: Continue, in the name... !
見ることなしに信ずる者は幸いである
B: 彼女は私に言わせる。それ(その本)に参加しているお前達、それに何らかの関わりがあるお前達は、「我々はこれを信じられない。それはまだ完全には確証されていない」と突然言って、軍旗を放り投げる兵士達のようになってはならない。彼(キリスト)はこう言ったのである。「見ないで信じる人たちは幸いである」 [ヨハネ20:29]
E: Say everything the Most Blessed Virgin wishes you to tell us!
B: また、次のようにも書かれている。「天地の主である父、あなたはこれらのことを知恵のある人や賢い人には隠し、小さい者に現わしてくださいました」[マタイ 11:25]
これが彼女が私に言わせることである。幼子の信仰を持たなければならない。人は、今日の司祭達がそうであるように、また多くの平信徒達もそうであるように、今日これを信じ、明日あれを信じる、というようであってはならない。誰かがこう言うとする、「お聞きなさい。そんな筈はありませんよ。私はたった今、これとあれを聞いてきたところです。そして、これこれの特権的な霊魂に従えば、それもまた良いことです ... とても良いことですよ。博識な司祭だって、あれを言い、これを言いました」。しかしこのような時にも、人は決して風の中の旗のように、簡単に左右に揺れることがあってはならない。このような時、人はオーク材と同じほど堅牢で(steady)なければならない。〔苦しげな呼吸をする〕
彼女は、彼女が我々を使ってお前達に言わせたこと全てに関して、我々が言うことを強いられた全てのことに関して、お前達は恩知らずだと言っている。また我々にとっても、そうすることは酷く恐ろしいことだった。〔苛立たしげに不平を言う〕 彼女は我々に、これらのことを非常なる精密さをもって述べることを、自然には浮かんでこないような正確さ [25] をもって述べることを命じた。本の印刷が進むようにだ。しかし人々は全てのものに泥を塗りたい。全てのものを弱め、侮辱し、疑い、無視したいのだ。しかしそのような態度は、上のあそこにいるあの婦人の考え方とは違う。彼女の考え方とは違う。彼女はこのようなことを喜んでいない。キリストの善き戦士でなければならない。そして勇気を示さなければならない。そしてこれは、教皇の替え玉の問題がまだ解決しておらず、未だその全ての細かな詳細が確証されていなくても、そうである。彼女は私に言わせる...
いったい私は何度、これは真実である、これは上のあそこにいる彼女から来ている、と繰り返し言わなければならないのか?〔怒りと憎悪に満ちた声で叫ぶ〕 最後の(者の)心が同意するまで、また全ての人々が彼らとして然るべく振る舞うようになるまで、あとどれだけ待たなければならないのか? 彼らは天主の名によってこれを受け入れなければならないのだ。彼女が望むことをしなければならないのだ。これは最後のチャンスである。最後のチャンスの中の一つである。〔怒りで怒鳴る〕
E: お前はこれで福いなる童貞が私達に伝えたいと思うことを全て話したのか?
B:〔悪意と怒りに満ちた声で叫ぶ〕我々は彼女が〔上を指差す〕言いたいと望んだことを全て話した! そして、彼女は私に言わせる... 天国の愛を得るために、人類はこれ以上何を待つのか? 彼らが信じるようになるために、世の終わりが来た方がいいのか? ... これが彼女が〔上を指差す〕私に言わせることである!
我々は話した... 我々は話した... 我々... 悪霊達は、彼女が言いたいことを話した!〔絶望と憎悪に満ちた声で叫ぶ〕
原註
[25] 物事を曖昧にしておくことを好む悪霊達にとって、である。
ページに直接に入った方はこちらをクリックして下さい→ フレームページのトップへ
inserted by FC2 system